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tomekantyou1
「きらい きらい」(詩)
その覚めた眼が嫌い
どこを歩いてきたのだか
長い足指に詰め込まれた泥も
寒い中 口から 鼻から吐き出される
燃えるような白い息も
嫌い
嫌い
言い募る私の
静かにできている手をとり
朝へ連れ立つ
潔さ
それが一番嫌い
あなたが置いていった全て
目に焼け染みた影ばかり
広がるように明けていく
包むように開いていく
朝に
立つひとりの私がいる
きらい
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