「照らすこと」(詩)

元気でいることは難しい
身体が弱いわけではないというのに
私ときたら
小さな積み重ねでまいるのです

怠け者の性故なのか
心をつかい過ぎるのか
頭をつかい過ぎるのか
(だとしたら、すこしばかり容量が小さすぎないか?)

私に期待するべきか
私を誑し込むべきか
私は悩むのが好きじゃないのです

どうしよう と途方に暮れていたくない
どうしてやろうと楽しく含みたい
どうしたらいい、と頭を重くしたくない
どうしてやろうと企みでありたい
小さな自分の基盤を踏みしめて
さぁ 今日もすることが沢山だと口端をひねり上げてる私がいい

そうしたら 目まぐるしい忙しさの中であっても
大層 元気でいられるのじゃないか
私よ

私の今 苦しいくらいの胸の音も
溌剌と血を走らせて
心の踊る日々を走る
単純にうそのない
私の働きをあてにして
明るく 満ちて 私を照らすのではないか

はたして
はたして
こたえますれば
そのように
そのとおり
そうでございます
と 申しましょう

光の口で言い上げましょう

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