「腕」(詩)
あなたは知っている
その手は死体だって
それを腕に絡め
私は笑っているって
かなしくて笑ってしまう
冷たくて 固いと
希望を搔き集めてしまう
感触が消え去るまで
思い出のぬくもりが溶けるまで
私は死体に甘える
あなたは目を伏せず
いつまでも私の死を
喉の奥で押しとどめている
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あなたは知っている
その手は死体だって
それを腕に絡め
私は笑っているって
かなしくて笑ってしまう
冷たくて 固いと
希望を搔き集めてしまう
感触が消え去るまで
思い出のぬくもりが溶けるまで
私は死体に甘える
あなたは目を伏せず
いつまでも私の死を
喉の奥で押しとどめている
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