みどりも若く (詩)

なぐさめられる いつも緑に
はねて光が散る
その花が終わり
あの花が落ちて
風も香りをあらためる
この緑はいつもそうして
並んでふりかえる
もう道には何もない
すべて吸いあげて
そんなことを後悔して
いるはずがないことを
さみしがる
私を
光のうえを 色になってひろがって
抱きしめる 

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