見出し画像

「書かなければ死ぬ」(詩)

書かなければ死ぬと思う

こんなにも読むために
私が集めた本たちに
呆れられようと
私は書く合間でしか
読むことのできない
よろしくない読書家だと
みなが理解してくれたため
やはり書くほうを選び選び
本を途中で閉じるのです

静かすぎる唇に投げかけるものを淵に滲ませ
閉じた本は またひたと時の安らぎに
自己の痛みを放つのです

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?