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「シリアス」(詩)

シリアスに うたい上げるの
棘を撒き散らして
私の裏側を 撫であげてみせる

高く高くどこまで羽は落ちないか
深く深くいつまで泡は割れないか
身をもって 味わうために

引きずらないで立ちつづける
焼き尽くす光の中でも
遠近を失わせる部隊の脇でも

囁くように 大切なことを
地響きのような 大らかさで
私を二つに裂いて ふきだすもので
天も 円も 縁取って

うかぶものを 舌の奥で選びたい

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