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subaruphoto2002
「夢見たくらいで」(詩)
飛び出していけば
帰ってこない
という
想像していた
私はなんてお手軽で
私はなんと単純な
あたりも外れもないほどに
簡単なつよさに憧れる
歩きつづけて
どうせ 疲れて
泣きながら子供のような背中で
それでも頑張って 帰ってくるんでしょう?
歪んでいて 湿っていて
少し崩れていて
落ちた欠片は乾いて粉々だった
私は溢れていて枯渇している
ありきたりに明るくて
ありったけに正直になりたい
夢の姿に
ぼんやりと泣き始めていた
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