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1・6(日記 くうねるんはじめは絵本の読み語り会)

2024年になって、
はじめてのイベントは絵本カフェくうねるんでの絵本の読み語り会でした。

、、、が、
書くの忘れて一週間。
さっき思い出したので書こうと思います。

ちなみにこのイベントは、
自分の好きな絵本を持ち寄って、
読みあってはあれこれ楽しく語り合う会です。

みなさん思うことはいっしょなのか、
はやめに来られる方が多かったです。
かく言う私もそのひとり。

時間になって最初に読み始めたのは、
いつも笑顔のすてきな方。
文芸会で一緒の方の奥様です。
正月っぽく、ということで干支のおはなしをしてくださいました。

色合いが鮮やかで、
ざっくりとしか知らなかったのですが
(ねずみが猫を騙して牛の背中に乗って一番になって、
騙された猫は干支にはいれなかった、という)
この絵本でどんな風に牛が最初に着くことになったのか、
が描かれていて、
面白く聞きました。

次は私で、
私の持ってきた絵本はお話というお話はない絵本でした。

ひとりで生きていくのだと感じていた「わたし」が、
「ふたり」で生きていくことをうれしいと感じる、
その心を描いている絵本です。

原田知世さんのコンサートで紹介されて、
記念のような気持ちで買ったのですが、
年々この絵本の絵がとても好きになっていく不思議。

本当にうつくしい絵と文章なのです。
『かみさまはいました
ふたりに、なれた
わたしたちは、であうことができた』
という言葉が好きです。

三人目は、
バイオリン弾きのミスターだんさん。
子供に読んでいた思い出の一冊を持ってきてくれました。

お買い物を頼まれた男の子は、
しっかりと買い物するものを頭の中で唱えながら行くのですが、
道々目にするひとやものにどんどんメモは書き換えられていって、、、
といううっかりを楽しむ絵本です。
さて、最後にはきちんとお買い物を終えられるのでしょうか?
何回読んでも楽しいのがよく分かる、絵もポップで、
色味もなんだかちょっと昔のアメリカンな空気を出していて、
とっても楽しく聞きました。

四人目は、
もうなんだか、だんさんのパートナーになっているいぬこさん。
文芸会のメンバーさんでもあります。

ちょっとした出来事から仲間を失った渡り鳥の群れ。
そのなかで、行動を非難さてた一羽は心が弱り、
飛ぶことができなくなってしまいます。
しかし、冬の迫るころ、群れは旅立つことになるのですが、
果たして飛べなくなった鳥の運命は?
という緊迫感と、
空気の重たさ、冷たさが伝わる一冊でした。

いぬこさんは学校の図書室に関わる仕事をされているので、
本当にこういう本に詳しくて、
前の会の時に読まれたのも胸に刺さる絵本でしたが、
今回もかなり胸にくるものでした。

五人目はくうねるんに来はじめて朗読の楽しさにはまりつつある青年。
今度いっしょにイベントをするのも彼です。

彼は、前に来店したときにいぬこさんにリクエストされていた絵本を読んでくれました。

嵐の夜に真っ暗な小屋のなかで出会ったのはオオカミと羊でした。
正体をしらないふたりは、
楽しく時間を過ごすのですが、
次は昼間に会おう、と約束をして別れます。
いったい二人はもう一度出会うことができるの?
というところで終わる、なんとも先が気になる絵本。

繊細に演じる読み聞かせに、
みんなが集中して聞きました。
この絵本、私ここまでしか知らないのですが、
これは続きを読みたくなりました。

本当はここで終わりなのですが、
私が持ってきていたヨシタケシンスケさんの一冊を店主のこっこさんがいたく気に入ってくださって、
私がもう一冊読むことに。

世界には、
いろんな人がいるから、
逃げることも必要。
この足はしっかり自分を守るために逃げるためについているんだよ。
そしてもうひとつ。
いっしょに笑ったり、こころを受け取り合える相手に出会いにいくために動くんだ。
という、
はげましのような一冊。

だんさんもとても気に入ってくださいまして、
終わってからも何度も「あれはいい」と言ってくれていました。

毎回思いますが、
なんてバラバラで、
色んな世界への入り口を持ち寄れるのか。

大人になっても、いつまでも絵本は楽しい。
読んでもらえると、また一味違って楽しい。

また来月も、きっと楽しい会になると思います。

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