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「私に沈み込んだ海」(詩)

私に沈み込んだ海
静かに荒れている
くらい空を広げて
互いの顔色を写し合う

何か生きものは?
ひらりと揺れた光は
反射の可愛げか
実体の鰭か

色の深い海の
どこまでに真実は行き届くのか
それは光にも分かるはずがなく
それは果にも分かるはずがない




雨の海で書いた詩  4分の4は1 これで1

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