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ひらく (詩)

ひらいていく感覚
どこへいくの?
なにかに触れると
そのたびに小さく
千切れていってしまう
気がするの
髪をかき乱して
耳たぶのプールに
ペンを持って
飛び込むの
思考の淵へ
ありとあらゆる
この小さな部屋を積み上げて
私に触れた
ひとつを探す
と、と、と、

溢れていく
そして注ぎ込まれた湾曲に
いったいなにが
浮かび上がるの

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