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詩、誌、氏

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詩だ、と言い切れない。でもたしかに私の書いたもの。 短くて、要領は得ない文章のかたまりなのだと思う。 でも書きたくなるから、こうして出してしまう。
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#光

「ひかり」(詩)

わたしは光とはならずに 導きましょう とおく とおく 馬でも 車でも ロケットでも 行くことの…

とし総子
3時間前
2

「白い光」(詩)

白い空を見上げながら 光がやって来るのを感じた あの白はやがてゆらぎ そして灯へと変わる う…

とし総子
3か月前
7

「光に変えた」(詩)

君が光に変えた 暴力のように 荒れ狂う心を抑えつけ 根こそぎ全てを現わせと 暗闇に潜んだ私を…

とし総子
3か月前
6

「光をかえす」(詩)

私はウソに包まれて 女の子と鳴りました あの火を点けた夜 手の平同士を合わせて見つめた眼 …

とし総子
4か月前
8

「ひかり」(詩)

迷うことも 苦しむことも 光が見えないからじゃない 光が見えるから ゆらり 小さく揺れるも…

とし総子
6か月前
9

「私の光」(詩)

つよい腕に 耳をくっつけ 私だったよ 私だから つめたい瞼 ふるえる影 私だったの 私だった…

とし総子
6か月前
7

「光の射す方に」(詩)

光の射す方に 光の射す方に たとえそれが鋭くこの胸の穴を 貫き通り過ぎるだけの熱でも 光の射す方に 光の射す方に 流れたものが意味へと連なる そして残った骨にも意味は香る 光の射す方に 光の射す方に 友がいたことを残した影 あれを焼いたひかりを探している 今はひとり ひとりの影を灯す

「ひらく」(詩)

光の詰まった胸を開け しずかに流れる その震えに打ち勝って あなたに朝を

とし総子
10か月前
7

「こぼして」(詩)

あぁ からだが おもたい むねがつかれてしまってね とけいがゆっくりとすすんでくれるけれど…

とし総子
1年前
8

「月ノ光とわたしの頬」(詩)

月の光りが香る 眠りかけた私のまぶたに 明るい黄色が ふわりふわりと 落ちて 撫でる 遊びに…

とし総子
1年前
7

「どこかからの目線で」(詩)

ひんやりとした 蝶々 もつれあって 飛びかって 羽ばたいて  どこかの誰かのための風 あた…

とし総子
1年前
11

「ゆらる」(詩)

おはようの後の 光 あたらしいことのそばで 終わりは うつらうつら 揺れて 明日のうしろに …

とし総子
1年前
9

「弱い影」(詩)

もしも という心は いたずらに輝く おうように明るく そして心寂しく澄んでいる 通り過ぎた…

とし総子
1年前
9

「光にとけあう」(詩)

すべてのものは うつくしい わたしのこぼす涙に それを賛辞する力があればいいのに すべてのものは 思いの 想いの 結晶 思いが 想いと 重なり 重さを得た それが すがただと 伝わるだろうか わたしが 流すものが すべてのものの うつくしさに なだらかにつながって うたいおわりの拍手を ととのえ送る かわりは無い ここにあるすべて うしなわれたものはない ここにすがたから どこへでも すべりだす 思いと 想いは 解かれて やがて うつくしさをこえて 天の衣を揺らす