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詩、誌、氏

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詩だ、と言い切れない。でもたしかに私の書いたもの。 短くて、要領は得ない文章のかたまりなのだと思う。 でも書きたくなるから、こうして出してしまう。
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#私

「私」(詩)

たとえば 兄に殴られたとき 母に「私の母」という名を返上したとき 四階建てマンションの屋上…

とし総子
3か月前
10

「私の必然」(詩)

私は 誰のためでも鈴となり ふられ音を立てましょう それが私 私の弱さ 私は 誰の首を絞める…

とし総子
5か月前
9

「私の詩」(詩)

私の中の詩 たましいのスケッチだと言ったり 窓枠で切り取った世界の一瞬だと言ったり 私の鼓…

とし総子
6か月前
12

「わたしの文章」(詩)

私は私の文章を知らなかった 私の中で 私の文章は 面白味が薄く ありきたりの風景の連続を ど…

とし総子
6か月前
8

「私の光」(詩)

つよい腕に 耳をくっつけ 私だったよ 私だから つめたい瞼 ふるえる影 私だったの 私だった…

とし総子
6か月前
7

「私の書くは」(詩)

上手に詩が書きたいか 小洒落た小説は? たった二本の 私の腕で 手で たった一つの 私の言…

とし総子
7か月前
9

「私を弱らせる」(詩)

体と心が いっしょに動きを鈍くする 私は 自分の弱さにほっとする 自分の中に見つけた苦痛ならば 放り出していた けれど 私は私を最大に使ってあやす 私を弱らせるものが あなたで 本当によかった

「正しい使い方」(詩)

私は 私を 正しくあつかわなきゃいけない 名もない頃からの付き合いだけど 笑い流すのじゃい…

とし総子
1年前
6

「すいこむ」(詩)

深く 深く息を吐いて ゆっくりと 目を開けて ここがどこであってもいいね? 私が吸い込んだ…

とし総子
1年前
8

「限りある地下」(詩)

あなたの名が あなたの地平からきれいに洗い流されても 根は残る 私の中の あなたも根に繋が…

とし総子
1年前
7

「貴方に世界を残す」(詩)

私は 貴方の とりとめのなさを愛した 一定でいられないところや いくつでも色を生み出してし…

とし総子
1年前
7

「指先」(詩)

わたしは私をしばるものが嫌い わたしをとどめるものも わたしの選択を あたかも与えてやると…

とし総子
1年前
8

「あなたと私とあなた」(詩)

あなたと 私と あなたと 連なっていった さきに 閉じることはない 闇が咲く 幾万の光は …

とし総子
1年前
9

「書くを生きる」(詩)

どうせ 生きなくてはいけないのならば 私は 書いて生きる 物語りの欠片を拾い あつい砂のうえも肌で信じよう 浜辺で ガラス編にあしあとを赤く色づけても 塩水に走りあがる 痺れを感じようとも 硬いアスファルトに 骨が痛くなっても そろり 揺れる 草の影に 心を寄せて 生きていられる その間  言葉をあふれさせていよう 小さな物語を いくつも書いていけば あなたの目を いつか見ることもあるかもしれない あなたの声を ほんの一音握りしめて 永遠に逃げ込めるかもしれない どう