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中学校、転校してみたら「るんるん」な日に変わったのか? 14歳で反抗期が終わった息子とオカンの物語(21)

無理やり息子を入れてもらったニュー中学校。果たして息子は日々るんるんしながら通ったのか?

いやあ、そうは問屋が簡単には卸しませんよね。
これまた大変でした😅

息子のトリセツの一つとして

新しい環境に馴染む(慣れる)まで人一倍時間がかかる

というのがあります。

そして、息子のニュー中学校は、昔の中学校と道挟んだ所にあり、はい、向かい合っているんです、校舎が😅
なのに始業時間が20分も早くなってしまったんですよ!

朝の20分ってキツくないですか?

なので息子、遅刻の嵐!

本人曰く「同じ駅で降りて同じ道歩いて、最後左のビルに行ってたのを右に行くだけだから、なかなか慣れない」と。

確かに。
いつも行っている道で最終目的地が違う。さらに20分も早く行かなきゃいけないって、ちょっと脳が混乱しますわな。

そして授業内容もさすが、前の中学よりもレベルが上がってて、習っていないこともあったみたいで補習を受けなきゃいけなかったことが、すこーしだけ、息子のプライドを傷つけたようです。

さらに、大好きで得意な算数も、その学校独自の方法で教えられていたので正直ついていけない。
どういうことなのか、を息子に訊いてみたら

「今日はかけ算の6の段をやりました。明日は7の段をやります。これが普通でしょ? だけど今の学校は、今日はかけ算の6の段をやりました。明日は9の段の割り算をやります。明後日は微分積分をやりますって、繋がっていないの。訳がわからないんだよ。黒板に書かれたこと、書ききる前に消されちゃうし……」

と、かなりのストレスをこれまた抱いて。

確か校長先生が、7年生の12月という中途半端な時期に入ってくるのは大変だよ、と言っていたっけ。

というのも学校独自のメソッドを6年生から1年かけて学んで、7年生で慣れてどんどん進んでいくから、まったくその知識がない息子にとって、ちんぷんかんぷんなのは「当たり前」なのだ。

確か年が明けて間もない時に、またまたかる〜く学校に行くのを拒否り始めたので、息子と一緒に学校に行って、副校長先生とペアレンツコーディネーターの4人でミーティングを開いてもらった。

息子がどういったところで躓いているのか、どうしたら補習も受けながらみんなと同じレベルまで上げられるのか、などを話し合って、さらに息子が学校でどういう状況なのかも学校側に把握してもらって、どうにか一段落。

近所に住んでいる幼なじみのお兄ちゃんに数学が得意だから数学教えてもらったりもしたなあ、そう言えば。

この頃もひたすらゲームをして現実逃避はするし、遅刻は毎日するしお互いがストレスマックスだったような気もする。

ちなみにSwitchを取り上げたのは、7年生の4月。
転校して四ヶ月くらいですね。

その時、あたしも本当に疲れていたから、ゲームを取り上げるのにやって来てくれた友達の旦那さんの家に1週間、預かってもらうことにした。

マジでこの家族には感謝。

それも息子、ウチにいるときは毎日遅刻していたのに、友達の家から学校まで楽に片道1時間近くかかるんだけれど、毎朝しっかり起きて遅刻しないで学校に行っていたらしい!

なんだよ、やればできんじゃん!!!!

と思ったことを今、思い出しました😅

彼らのお家では毎日のように旦那さんが
「Your mom loves you」
と、呪文のように言っていたそうです。

息子にしてみたら、ゲーム機は取り上げられるわ、にっこにこの笑顔で母親から1週間返ってくるなと言われたら、そりゃ不安にもなりますよねえ。

だけど仕方がなかったのです、この時は。

わーたーしーもう限界!

だったから。

転校したいっていうから転校させたやん。
なのになんで遅刻ばかりしているんだよ。
ちゃんと学校に行ってよ。
ゲームばかりしないでよ。

転校させればすべてが終わると思っていたら、息子の態度が何も変わらなくてイライラが収まらないオカンだったのです。

それでも7年生が終わる6月には成績も取り戻して終わっていたのがすごいな、と今思っています。
当時はガミガミ言っていたけれど、息子はわたしの見えないところでちゃんとやっていたんだな、と。

なのでこれ以降、学校が始まって成績が悪くても最終的には帳尻を合わすのが息子のやり方なのでガミガミ言うことはなくなりました。

って、もちろん全く言わなくなったわけじゃなくて
「大丈夫?」とか「どうしても先生に言わなきゃいけないことがあったら、そこはヘルプするよ」と伝えるようになりましたね。

って言っても、やっぱりつい口挟んじゃって息子に怒られますが、少しずつ言わなくなっていった、というのが実情です。

いや〜、見守るって簡単じゃないね!

2006年生まれのアメリカ人とのハーフの男の子のいるシングルマザーです。日々限界突破でNY生活中。息子の反抗期が終わって新しいことを息子と考えています。