
会社、やめました。
約1年半前、私は就職のために大分県から上京しました。
そして昨日、1年間働いたIT企業を2018年3月末で退職しました。そして東京で出会った友人とニュージーランドでスタートアップを始めます。直接挨拶出来なかった方、ごめんなさい。
会社を辞めるまでの3つの経緯、そして今後のプランについて書きます。
会社を辞めるまでの経緯①キーパーソンとの出会い
ニュージーランドと大分で人生の大半を過ごした僕にとって、東京は憧れの場所でした。かっこいいビジネスマン、可愛い女性、最先端のテクノロジー、面白いアイデアなどが存在し、東京に行けば人生が変わると楽観視していました。
東京で3年間働いて起業する!
根拠無く言った自分を思い返すと恥ずかしいですね。まさか1年で会社を辞めるとは思ってませんでした。
2017年4月に入社し、最高の同期や先輩に恵まれ、仕事もプライベートも充実していて楽しい社会人生活を送っていました。オフィス、社内の制度、風通しも良く、最高の環境だったと思います。ただ、目的や意義も無く朝から晩まで働き、週末は飲みに行くという、その繰り返しの生活に対しての違和感が増えていきました。
もともとニュージーランドで18年間育った僕は、ニュージーランドと東京のライフスタイルに大きなギャップを感じてしまいました。満員電車での往復1時間、朝から晩まで働く事、上下関係を気にしすぎる事などに対して非常にストレスを感じてしまい、「あ、僕にこのライフスタイルは合ってない」と確信しました。
そんな中、出会ったキーパーソンが二人います。レックスとおぐりんです。
レックスはインスタグラムを活用したsnapgram_jpというプロジェクトを立ち上げており、facebookの投稿でデザイナーを募集していました。話を聞きたいと連絡したところ、「一緒にやろうよ!」と誘って頂き、本業とは別のサイドプロジェクトとして参加する事になりました。
最初のミーティングで出会ったのが、後々共に独立する事になるおぐりんです。
おぐりんはIT起業でエンジニアとして働いており、僕が今まで会った人の中で、知識量、経験、コミュニケーション力、全てが備わっている最強野郎でした。「こいつに勝てるのは英語力だけや、、、」って思ったのを覚えています。
会社を辞めるまでの経緯②起業の決断
サイドプロジェクトを進める中、facebookメッセンジャーで議論し、時には夜中までバーでサービスについて語る日々が続きました。本音で意見をぶつけ、発展する議論を繰り返し、自然と「起業するか」と言う話になりました。
Snapgram_jpのメンバーは合計5人(レックス、ガーディー、むーたん、おぐりん、あきと)いたのですが、むーたんは働き続けて、レックスとガーディーは就職を控えていたので、起業はおぐりんと二人で行う事になりました。
今でもレックスに報告した瞬間は忘れません。
レックス?もしもし。突然だけど起業しようと思う。レックスとガーディーが就職して、辞めたいって思ったら戻って来れる場所を作っておくね。
レックスは泣き出しました。
俺が繋げた二人が起業ってめっちゃ嬉しい。ありがとう泣
いや、こっちがありがとうやわ笑。
何度かピボットを繰り返し、結論「To give people the power
to share value with anyone」という理念を掲げ、「価値をシェアするプラットフォーム」を作る事にしました。(後日説明します!)
会社を辞めるまでの経緯③タイミングの重なり
「退社して起業する」という事を自分の中で落とし込めたきっかけが3つありました。
・おぐりんの理由
・彼女との別れ
・ニュージーランドの実家
・おぐりんの理由
おぐりんは会社の役員、メディア制作、デジタルコンテンツ制作、VR関連などなど、幅広い分野で活躍しています。「おぐりんのような優秀な人が、なぜ僕みたいな奴と起業したいのか?」と言う疑問が浮上しました。正直「見る目ないな、アホなのかな」って思ってました。
なので定食屋に呼び出し、「なんで俺と起業したいの?」と聞いた時の答えが
んー。感覚。
おっけい。問題なし。おぐりんと起業しても大丈夫だって思った瞬間でした。
・彼女との別れ
僕には大好きな彼女がいました。人生を捧げてもいいと思えるような素敵な人でした。一緒にいるためなら合わない東京の生活も我慢できましたし、色んなものも犠牲に出来ました。ただそれが向こうには分かっていたみたいで、僕が色んな挑戦を我慢していること、彼女のために自分の人生を犠牲にしていることが申し訳ないと感じていたそうです。まぁそりゃそうだよね。
先日会った時に言われました。
これから色んな挑戦をするべきだし、私がいたら起業なんて考えてなかったでしょ?
そうかもしれません。挑戦しようって思った瞬間でした。
・ニュージーランドの実家
僕の実家はニュージーランドにあります。親は離婚していて、妹は京都にいるので、お母さんが一人で住んでいます。そんなお母さんが祖父母の介護で日本に戻ってくることになりました。その実家を提供してもらう事になり、住居/オフィスとして使う事にしました。(家の維持費は払う約束です)。
電話で「日本帰ってくるの?そっちの家住んでいい?」って聞いたら
いいよ。
ニュージーランドに行こうと思った瞬間でした。
※おぐりんもすぐに「行く、おもろそうやん」って答えてくれました。
今後について
お世話になった場所で講演会やイベントを行いながら色々回ります。お会い出来る方がいたらご連絡ください。プラットフォームも開発中で、6月には公開できるかと思います。
4月14日 - 4月21日 広島 (講演会+イベント)
4月21日 - 4月28日 大分 (イベント)
4月28日 -4月30日 熊本 (友人の結婚式)
5月1日 -5月3日 東京
5月3日 -5月9日 大阪 (お母さんの実家)
5月10日 - ニュージーランド
講演会とイベントの詳細はこちら
polcaもやってます。ご支援いただけたらめっちゃ喜びます。秘密のfacebookグループにも招待いたします。
最後に
日本でお世話になった方々、本当にありがとうございました。皆さんに会えて、日本に来てよかったなって心から思ってます。お金がない時にご飯をおごってくれたり家に泊めてくれた方、退職を祝ってくれた方、困ってる時に協力してくれた方、優しい言葉をかけてくれた方、寂しい時に遊んでくれた方、みんな感謝してます。
東京ちょっと嫌いだったけど、やっぱり好き。
今までありがとうございました。
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