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実はみんな自分に嘘をついている

6月7日

大阪市にある貝塚へ。

若者の支援と教育を行っている福井さんという起業家に会うためだ。

福井さんは『欲求マップ』『脳タイプ』『図解』という3つの手法を活用しながらビジネスや心理学について教えてくれたり、くだらない悩み相談もたくさん聞いてくれる。

いつもはビデオ通話でコンサルティングをしてくれるのだけど、「お金がなくて困っているので仕事を頂けませんか?」と連絡してみたところ「じゃあ6月7日に貝塚で」という返信を頂けた。お金がなさすぎて死ぬかと思ったので助かった。

貝塚にあるUNITY KIXという場所に来るのは2回目なのに「なつかしい」感じがするのはなぜだろう。バーベキューや焚き火ができる広々としたガーデン、民族の打楽器を使ったレゲェ調の陽気な音楽、波のデザインを取り入れた宿泊施設。自由な空間。ここのオーナーのけんたろうさんも明るく出迎えてくれた。

実家でもなんでもないのに「ゆっくりしていきな!」と言われている気がする。

のんびり雑談をしていると自然に『脳タイプ』と『欲求』の話しになった。

「あきとが大事にしている欲求は『貢献』って言ってたけど、少年脳は『承認』とか『競争』が好きなんやで。貢献したいって言うのは自分のためなんとちゃう?」と普段どおりの優しい声で聞いてきた。

「募金とかけっこうするんですけどね。倒れてるホームレスとかにもご飯買いますし」

「じゃあ誰も見ていなくても募金する? 本当の『貢献』という欲求を持っている人は見返りがなくても、誰かが見ていなくても募金とか寄付するで」

「あ、匿名で募金はしたくないです。僕が募金したって知ってほしいです。てか、きっと貢献している自分がかっこいいと思ってますね」と自分で言ってハッとさせられた。

人は本質的に色んな欲求を持っているのにもかかわらず、今の世の中では欲求を表すことは悪いという空気になっているし、『貢献、愛、共感、理解』を表している人が正義だ!って思っている人が多い。世の中がそんな流れになると、みんな自分に嘘をつきながら生きていかなければならない。これは20代の人にすごく多いらしく、「別に僕は自分のためにやってないです。世の中の人達を幸せにしたいんです」って言うらしいけど大抵の場合はフェイク。彼らは悪くない。そうさせた世の中の仕組みがきっと悪い。SNSの影響かもしれない。

だってほとんどの人はみえない場所に募金をしないし、顔面偏差値が高い人と付き合いたいと思っているし、お金を持っていない男には価値がないと思っている。「人って中身だとね〜」って言ってるやつほど嘘をついているに違いない。そう考えると「ステータスが正義。」って言ってる港区女子は正直者が多い。詳しくは知らんけど。

まとめると、自分の欲求に嘘をついて生きていくことほど辛いことはないし、何よりもモチベーションの設定にズレが生じてしまうから能力を発揮しにくくなる。

つまり、心も楽だし、結果も出やすくなるから自分に正直に生きよう。




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