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【書評】 働き盛りの人は忙しさにかまけず自らの健康を顧みて。ホリエモンからの提言『健康の結論』

この本はありとあらゆる死から逃れるすべが分かる。
自殺やがん予防等、色々な死に対して、パターンに分けて横断的に解りやすく、どう防げば良いかを教えてくれている。

特に僕にとって興味深かったところを紹介して見たい。

がんで死なないために(病気予防の考え方)

第4章では、予防できるがんで死なない為にはどうすれば良いかを教えてくれている。

【日本人の2人に1人はがんにかかり、3人に1人はがんで死ぬ】

だけど、全ての人がこの本書かれた事を実践してくれれば。

がんで死ぬ人は大幅に減るだろう。

例えば、大腸がんで死なないためにはどうするべきか。この本は教えてくれる。

数年前、僕は知人を大腸がんで亡くした。大便が鉛筆ぐらいの細さになり、『何かおかしい』と思って、重たい腰を上げ、検査に行った。

そんな彼に突きつけられた検査結果は残酷だった。

ステージIV、その後、数カ月で亡くなった。まだ50歳だった。

逆に、助かった友人も居た。彼は健康診断で便に血が混ざっている事がわかり検査を受けた。その結果、ポリープが多数あり、取り除いてもらって助かった。放置していれば、今頃命は無かっただろう。

大腸がんは簡単に防げる。本当に簡単に防げる。ぜひ、この本を読んで一歩を踏み出し身を守って欲しい。

亡くなった知人も、この本を読んでいれば死ぬことは無く、今でも楽しく酒を呑み交わせていたと思う。

7章いま知っておくべき「HPV」とは?(産婦人科医に聞いた話)
一般的に子宮がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は決して女性だけの問題ではない。喉や陰茎、肛門などにも潜み、喉頭癌や陰茎癌、肛門癌の原因ともなっている。男子にも関わってくる病気だ。

そして、一般的にHPVを女子に媒介するのは男子だ。

男でも、愛する人や娘を子宮がんで失くしたく無ければ、まずはこの本で正しい知識をつけるのが大事だと思う。

僕はバイオテクノロジー業界に生きているので、喉に潜む子宮頸がんウイルスの遺伝子検査を研究検体で提供した事がある。うがいした液からHPVというウイルスがいるかどうか、PCRという手法で調べてもらった。

その時、同時に3人調べてもらい、一人からウイルスが検出された

正直、こんなに身近に感染者が居た事にショックを受けた。この本ではそんな身近に潜むガンの原因ウイルスHPVの防ぎ方が簡単に分かる。

各章の終わりにはホリエモンなりの簡潔な死なない為のチェックリストがある。それを読んで少し自身を顧みてはどうだろうか。

それ見て自身の健康をチェックしてみるだけでもこの本を読む価値がある。
みんなこの本を読んで実践して欲しい。

この記事は以前、HIU公式書評ブログに寄稿した文章を編集し直してます


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