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【書評】古代、文字の無かった時代を想像するには視て貰うのが良いよねー『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 3』

小学校時代、私はいわゆるムー少年でした。ムーというオカルト雑誌をこよなく愛読していました。
そして大人になり、バイオテクノロジーに深く関わる理系の道を歩んでいる今も、オカルト好きはやめられない、止まらない。


そして出会ってしまったこの本。


漫画家伊藤三巳華さんはいわゆる視えちゃう人。子供の頃から幽霊やこの世ならざるものに慣れ親しんでいた方です。


この伊藤さんの「視えるんです」というシリーズの漫画ファンだったんですが、その彼女が神社やお寺を訪ね歩くこの「スピ☆散歩 」シリーズは古代史ファンの私の心を古代史面からも鷲掴みしてくれます。


僕の中の古代史というか日本神話の大きな疑問。


この国の歴史を後世に残そうと頑張ってくれた古代の天皇の命よって編纂された「古事記」には日本という国が神の時代からどう成り立ってきたのかが書かれていますが、その中に出てくる主人公のお一人、というか一柱「天照大御神」は女性です。

そして古事記が引用したのでは?とも言われている「ホツマツタエ」というこれまたさらに古代の天皇の命で作られた神話集がありますが、そちらではアマテラスは男性です。

(「ホツマツタエ」とは偽書では無いかと言われていて学会では認められていない文献ですが、僕は本物だろうと思ってます)

伊藤さんが伊勢の神宮に見にいったらアマテラスに会えるのだろうか、視れるのだろうか。視れたとしたら男なのか、女なのか如何だったんだろうか。


因みに、多分、伊藤さんはきっと古事記もホツマツタエも知らないで伊勢神宮に行って霊視して来てますが、神宮で内部を覗こうと霊視を試みてちょっと大変な事になります。


アマテラスが男だったのか女だったのか。是非、この漫画をお買い求めて読んで視て下さい。

伊藤さんが覗き視たのはアマテラスでは無いのかもですが。色々と想像が膨らみます!!

この文章はHIU書評ブログに寄稿したものを編集して掲載しています。


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