青梅駅からすぐのひみつ基地にあるカラダとココロの癒しの隠れ家【カラコロ堂鍼灸治療院】
青梅駅のロータリーをまっすぐ旧青梅街道にあたる交差点まですすみ、交差点をわたりコインパーキングの横を通り過ぎるときに左側に見えてくるのは、塀沿いにレトロな映画看板が並んでいて、裏庭にツリーハウスのある古民家。
この一帯は「ぼくらのひみつ基地」と呼ばれるエリア。
以前「cafeころん」を紹介した記事↓でも少しだけふれたところです。
このcafeころんもある「ぼくらのひみつ基地」と呼ばれるエリアにあるのが、今回ご紹介する「カラコロ堂鍼灸治療院」です。
カラコロ堂鍼灸治療院の院長は、青山麻美さん。
鍼灸治療院ということで、鍼灸師のはり師、きゅう師の資格はもちろんのこと、あん摩・マッサージ・指圧師や、国際中医薬剤師の資格ももつスーパー鍼灸師さんです。
2022年2月3日にここでの開業3周年を迎えたカラコロ堂。
もともと青山さんは、当時お住まいだったあきる野の自宅で、2011年からカラコロ堂として今と同じスタイルで鍼灸治療院をやっていました。
鍼灸師とは別に音楽活動もしており、その音楽仲間が青梅に多くいたことから、青梅にもちょくちょく来ることになります。
2018年頃に、青梅での開業を考え始めます。
青梅に遊びに来ていた時から、青梅ではいつ来てもイベントをやっているなーという印象があったという青山さん。
音楽仲間を通じて知り合った、ちゃんちき堂のてつさんから、「ぼくらのひみつ基地」に空いている物件があると聞き、早速内覧。
青梅駅から近いのに、ここだけ少し時間がゆっくりと流れているような、ちょっとだけ別世界に入りこんでしまったような、そんな静かな雰囲気が気に入り、ここで開業することを決めます。
青山さんが入るまでは、学習塾だった物件。
内覧をした当時は、学習塾だったときの荷物もまだたくさん置いてありましたが、大家さんから、”すきなように改装をしていいから、そのかわり中のものを片付けてほしい”とのリクエストで自分たちで荷物を片付け、内装もDIYすることにします。
2018年の夏頃から改装に着手。
改装の主力は地元でいろいろな物件を手がける本職の大工さんにお願いして、自分たちでできるところはその大工さんのアドバイスをもらいながら自分たちで。そのときは、まだあきる野の自宅でも仕事をしていたので、週に一回のペースで夏頃から2018年の年末まで改装を続けます。
改装したところは主に、壁と天井、床の板張り。
そして、学習塾のときにはなかったトイレと水道、シンクなどを備えつけました。
本職の大工さんのお手伝いを自分たちしたことで、改装費用はかなり抑えられたと言います。
改装が終わったことを機に、2019年の2月3日にオープン。
オープン時はあきる野の自宅との二拠点での営業で、週に3日は青梅、4日はあきる野と忙しい日々を送りますが、2020年7月に契約がきれたタイミングであきる野の方をひき払い、青梅での営業に一本化します。
大学卒業後、銭湯のPR誌のライターをやっていたという青山さん。
その当時の編集長がもともと健康雑誌の編集長をやっていた方だったことから、健康関係の記事も書くことになり、その取材を通して出会った東洋医学にひかれ、その道に進むことにします。
ご家族の中に、体調の良くない方がいたことから、どうしたら人は健康になれるのだろう?と常に考えていたこともこの道に進むあと押しになったそう。
一人でも、年をとっても続けられて、全国どこででも開業できることに魅力を感じ、鍼灸師を目指します。
はり師、きゅう師の資格を取るには3年間学校に通うことが義務付けられており、2006年に東洋鍼灸専門学校に通いはじめ、はり・きゅう・マッサージの国家資格を取得、2009年に卒業します。
卒業後は、北里大学東洋医学総合研究所での研修をし、満を辞して開業することになります。
ライターをしていた時は、実際に自分の書いた記事がどんなふうに読まれているか、相手が見えない仕事だったから、鍼灸師の仕事は患者さんと一対一で向き合え、相手がしっかり見えることが仕事のやりがいだと言います。
一説によると、鍼灸は実は日本人でも7〜8%くらいしか施術を受けたことがないという統計もあるらしく、当の筆者も未体験だったので、せっかくなので青山さんの施術を受けてきました。
まずは、診察表に自分の体調や体の不調などを書き込み、そのあとじっくりとカウンセリング。このときに、施術を通してどんなことを希望しているかなどを青山さんに伝えます。筆者の場合は、とにかく肩と背中のコリがひどかったので、それが楽になることを希望。
クライアントの体の状態に合わせて施術をするので、カウンセリングはとても大事だそう。カウンセリングが終わると、施術しやすいウエアに着替えます。
足を動かしたり、ストレッチをしたりして、まずは体の様子を青山さんが確認します。そして施術ベッドに横になると、カウンセリングをもとに青山さんが軽く触診で体の状態をチェック。そして、いよいよ鍼を打ちます。
なんせ初めてのことなので、鍼を打つというと、注射のような痛みがあるのかも。。とちょっとドキドキしていましたが、部位によっては、鍼を打たれたことさえ気づかないほど。鍼の太さは0.16mmと髪の毛ほどの細ーいものだということなので、打たれたことがわかっても、痛みはまったくありませんでした。
鍼を打たれたところはポワーっとなんだかあたたかくなってくるから不思議。
初回の診察はカウンセリングを含めて90分ほど。
鍼を打ってもらった後は体がほかほかとあたたかく、肩と背中のコリが楽になったからか、施術前よりも呼吸が深くできるようになりました。
(あくまでもこれは筆者の感想で、施術後の体調には個人差があります)
鍼灸の施術は、ぎっくり腰や、寝違えたときなどの急性症状には即効性が、そして習慣や癖などからくる慢性的な不調は根本からしっかりと改善させる効力があると言います。
少し陽気が暖かくなってきたこの頃は、冬の間に寒さでかたく縮こまった体を急に動かそうとして、ぎっくり腰になってしまう人も多く、忙しい時期だそう。
あきる野で開業していた時はクライアントの9割が女性だったのに対して、青梅にきてからは男性のクライアントも増え、現在は女性7割、男性3割。
クライアントは近隣市や、青梅市内に在住の方が大半。
青梅で開業して3年目。カラコロ堂と並行して、音楽活動をしていることもありますが、まちを歩いていても知っている顔が増えていくのがうれしいと言います。
今後は、治療院の営業だけでなく、からだのしくみを教える教室や、自律神経を整える神経系顔ヨガのレクチャーなど、新しいことにも挑戦していきたいという青山さん。
どんなカラダ・ココロの不調にも、真摯に向き合ってくださる院長さんなので、”痛い”、”つらい”などの明確な症状でなく”なんだかスッキリしない”、”元気になりたい”というときにも、是非癒されにカラコロ堂鍼灸治療院をお訪ねください。
【カラコロ堂鍼灸治療院】
定休日:不定休
受付時間:9:30 〜 18:00
住所:〒198-0083 青梅市本町117-12
JR青梅線『青梅』から徒歩3分
ウェブサイト:https://www.karakorodou.com
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