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失敗も織り込み済みのコミュニティカフェ【うさみさん家】

先日、こちらのイベントに遊びに行ってきました。
「うさみさん家」というコミュニティカフェです。

主催者の方が「うさみさん」と言います。
去年セリオンのイベントでご一緒させていただいたのですが、クレープがとても美味しかったです。

今回お邪魔したら「自分でクレープを作る体験もできますよ」とおっしゃるので、やってみることにしました。

クレープ作りは超絶難しかったです。
おたまですくったクレープ生地を丸い鉄板に流し入れ、すぐに木の棒で伸ばして円形に広げる。
それだけのことなんですが、生地がうまく円形に広がらないし、薄い生地はすぐに穴が開いてしまいます。
あたふたしていると、どんどん焼けてきてますます修復不可能になります。
そう言えばわたしは、クレープを食べたことはあるけれど、自分で作ったことは一度もないのでした。

「難しいでしょ?」
とニコニコするうさみさん。
後で聞いてみたら、クレープ作りは大抵誰でも失敗するのだとか。
だからこそ、初めての人同士でも自然とコミュニケーションが取りやすいそうです。

うさみさん家のうさぎさん。

確かに、ほとんどの人が成功していると「失敗したらどうしよう!?」と緊張してしまいそうなものですが、大体の人が失敗しているのを見ると、「そんなものよね」と気軽になれそうです。
そして自分も失敗しているからこそ、共感もできるし、自然なコミュニケーションも生まれます。

実際、クレープ作りをしていると、現場は大騒ぎです。
「うまく焼けない!」「焦げてきちゃった」「穴が開いた!」など、悲鳴のような声がいくつも上がります。
その中で上手な人がいると「すごーい!上手!」とさらに盛り上がります。
コミュニケーションって、こうして生まれるんですね。
わたしは1人で行きましたが、ちっとも寂しくありませんでしたよ。

生地が焼けたら、中に入れるクリームやフルーツを選びます。
ただしクレープの芯になるものが必要なので、生クリームは全員共通で入れます。
わたしはうさみさんのオススメで、いちご餡と冷凍のイチゴ、ミックスベリーのジャムを入れました。
トッピングは生のイチゴとブルーベリー、カラースプレーです。

このイチゴ餡と生のイチゴの組み合わせがすごく美味しかったです🍓

ちょっと穴が開いたり焦げたりしてしまっても、こうしてくるっとまいて、クリームやフルーツで飾り付けてしまえば、全然失敗が気にならないですね。
そして食べると美味しい!
クレープは楽しくて美味しい、みんなで作るのに最高のスウィーツだと思いました。

どこの地域にも「コミュニティカフェ」なるものはありますが、うまくいっているところは実は稀です。
うさみさん家のイベントが和気あいあいとして楽しく、継続的に運営できているのは、コミュニケーションというものをよく分かっており、デザインされているからかもしれないなあと思いました。

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