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天国と地獄

(以下、ほんの少し第二話のネタバレあります)


警視庁の綾瀬はるかと、殺人鬼の高橋一生が入れ替わるというドラマ。「もしかして」「私たち」「入れ替わってる〜!?」♪君の前々前世から僕は〜…で一世を風靡した「君の名は」でもおなじみの入れ替わり物語だが、なんといっても2人の演技が抜群にゾクゾクする! 特に綾瀬はるか演じる望月彩子、ビフォアもアフターもすばらしく。高橋一生は、NHKのドラマ「テン・コウ・セイ」(だったかな?)でも柴咲コウとムロツヨシの3人で交互に入れ替わる怪演を見せていたが、歌舞伎の女役もイケるんじゃないかと思わせるほどの演技っぷり。第二話でもトントントンとかなりスピーディーに話が展開し、最終話がどうなるのか、まったく見通せない。「なんで私ばかりこうなっちゃうの…」と泣きながらナッツを投げるシーンには、殺人鬼と入れ替わる不条理ではありながらも、現実を生きる私たちにも思い当たる節があるような、ハッとさせられる一コマだった。東京五輪も延期どころか開催さえ危ぶまれる昨今、いま私たちはどんな世界線を生きているんだろうとも思わせられるが、部下の八巻がはやくも入れ替わりに気付いてくれた優しさに、ほっとさせられる。コロナ禍でも、支えとなるのは、やはり人ということなのだろうか。絶対、最終話まで見る!

一方、惰性でなんとなく見ている竹内涼真のゾンビドラマ。これもコロナのご時世を彷彿とさせつつ、相変わらず竹内涼真の「オレカッコいいだろ」的な演技には食傷気味だが、それも織り込んでのストーリー展開、彼の成長ぶりが描かれるようなら、期待もある。そして中条あやみは、美しい。。。

いつのまにかドラマばかりの令和3年。

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