研究活動を行うために重要な考え方:導入編①
こんにちは。
Akita(あきた)です。
※ この記事は、主に現場で活動するスポーツ系トレーナー、スポーツ・医療系学生向けです。
本日は、「研究活動を行いたいけど、どのように始めたらよいかわからない」という方のために、研究活動の始め方について話していこうと思います。
私自身、スポーツ科学・医学分野の研究を行っています。
大学院はスポーツ科学系と医学系の修士・博士号を取得しています。
現在、筆頭著者として計10本の英語論文を公表しており、そのノウハウの全てをお伝えしていきたいと思います。
まず、研究活動を始めるにあたり、多くの方の障壁となっている問題は以下のことだと思います。
1.なにをトピックスとして研究を検討していけばいいか?
2.そもそも研究を行うにあたり大学院への入学は必要?
3.研究を行うために英語能力は必要?
これらは、私自身も直面した経験のある問題であり、まずは簡単に一つ一つ説明していきます。
1.なにをトピックスとして研究を検討していけばいいか?
研究に少し興味があるけど、なにを研究したらよいかわからない!
という悩みは非常に多いと思います。
その答えは、非常に簡単です。
スポーツ現場や病院・クリニックで臨床活動を行っている場合には、日々の活動の中で「疑問に感じていること」を素直に問題提起してみましょう!
例えば・・・
いつも何気なくやっているトレーニング・・・これは本当に効果があるの?
◯◯のような特徴のあるクライアント・選手・患者がいるが、なにが原因でそのような特徴になるの?
◯◯を改善・改良するためにはどのようなアプローチ・取り組みが必要なの?
このように日々疑問に感じていることであれば、それを自分自身で解決するために、そして「同じように疑問に感じている人」へ向けてその答えを提示してあげるために、研究を実践する必要性が高いと考えられます。
そのため、まずは「自分自身のフィールドの中」で、「自分自身で感じている疑問」を提起してみることから始めてみましょう。
2.そもそも研究を行うにあたり大学院への入学は必要?
これは、研究に興味がある方から非常にたくさん質問をもらいます。
結論から言うと、「必ずしも大学院への入学は必要ない」です。
もちろん、大学院では、研究活動を行うための知識を得ることができ、さらにその環境も整っています。
しかし、大学院への入学や、学位を有していなくても、非常に質の高い研究を行っている研究者は多く存在します。
現在では、現場で非常に有益な研究を行っているトレーニング指導者の方や医療職の方が多くいます。
※ ただし、大学院卒業して取得できる修士号・博士号を取得することのメリットも多く存在しますので、それは後日記事として取り上げたいと思います。
大学院への入学を検討する前に、自分自身の学術的フィールドにマッチする学会への参加し、研究に触れてみることをおすすめします!
良い研究者との出会い、そして良い研究仲間との出会いなど、多くのチャンスがそこに眠っているかもしれません。
3.研究を行うために英語能力は必要?
これも、多くの方が研究活動に一歩踏み込む際の障壁となっていますね。
当然のことながら、研究活動を行うためには、多くの「英語論文」を読む必要があります。
しかし、結論からいうと「中学英語レベルで十分」です。
私自身は、一応進学校にカテゴライズされる高校を卒業していますが、英語はほとんど勉強していませんでした。
センター試験(大学入学共通テスト)では、頑張って勉強しても5割くらいでしたね・・・
今でも、「英語能力を向上させるための英語の勉強」はしたことがありません。
※ 海外旅行に行くために英語の勉強はしたことがありますが・・・
なのにどうして、研究活動を行うことができるか?
それは、英語論文の一部(重要なポイントだけ)を理解する程度の英語レベルがあれば、問題ないからです。
多くの研究者は、1つの論文を隅から隅まで読むことは絶対にしません。
自分自身にとって有益な情報のみをくり抜いて読み取っています。
※ そして、今は「翻訳機能」という強い味方もいますしね。
そのため・・・
研究活動を行うために英語の勉強は不要!
研究活動を行うための英語の勉強は不要!
もう一度、言います。
研究活動を行うための英語の勉強は不要!
その考え方で、いつのまにか全般的な英語能力も着々と伸びていくはずです。
★コメント★
今回、「研究活動を実践するために重要なこと」の一部を記載しました。
今後、自分自身の経験を踏まえ、研究のノウハウ・疑問点を記事にまとめていきたいと思います。
このニーズがあるかどうかわからないので・・・
もしよければ、欲しい情報について何でもよいのでコメントください。!
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