【3,000万て...】ジョブズ氏のBIRKENSTOCKを追って
こんにちは。アキスケです。
「著名人の身に付けていた何かがとんでもない値段をつけた」、というニュースがときどき聞かれます。先日にはAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が履いていたBIRKENSTOCKのサンダルが現物とNFTのセットでオークションにかけられ、なんと3,000万円ほどの価格で落札されたというニュースがありました。
スティーブ・ジョブズ氏のシューズといえばnew balanceが有名です。いっぽうで一部ファンにはBIRKENSTOCKの「ARIZONA」を着用していたことも知られています。
どういう時に履いていたのかな?と気になり、ネットを漁っていたところ、どうやら過去にも何度かオークションに出ていたことを知りました。
それらが同一品なのか確証はないものの、「もしかしたらこの3,000万円のBIRKENSTOCKは今回はじめて出てきたのではなく、いろんな人の手を渡り歩いてきたのかもしれない」と別のことが気になってしょうがなくなってきちゃいました。
そこで今回はこの、おじさんがくったくたなるまで履きこんだサンダルがどのような時間を過ごして今日のニュースになったのかを少し追ってみました。
なお、今回のお話は話半分で読んでください笑
何足かのBIRKENSTOCKが出てきますが、それらが同一の1足かは不明です。そもそもジョブズ氏がBIRKENSTOCKを何足持っていたのかもわかりません。なのでちょっとしたファンタジー気分で見ていただけると幸いです。
新入社員のころのジョブズ氏
1974年、19歳のジョブズ氏はアタリ社の社員となります。当時のジョブズ氏は長髪で風呂に入らず、BIRKENSTOCKかハダシで社内をうろついていたそうです。。。
冒頭のオークションで落札されたBIRKENSTOCKは、記事によれば80年代の製品とのことなのでここで登場するBIRKENSTOCKとは別の可能性が高いですね。
ジョブズ氏の清潔感はともかく、Apple社のCEOとしてのスタイルが確立する前からBIRKENSTOCKを愛用していたことが伺えます。
・ソースはこちら
https://www.co-media.jp/article/9119
2016年 約30万円で落札される
ジョブズ氏が亡くなって約5年後、彼が生前愛用した品々がオークションサイトに出品されます。
BIRKENSTOCKのARIZONAもその中のひとつで、約30万円で落札されました。
出品した人物は80年代にジョブズ氏の不動産を管理していた人で、いらなくなったものを譲り受けていたのだそうです。
これがその時のBIRKENSTOCKらしいのですが、この写真 特にかかとのへたっているところなど覚えていてください。
・ソースはこちら
2018年 イタリア
その後、彼のBIRKENSTOCKはイタリアにあったようです。
国内セレクトショップBEAMSのスタッフさんのブログで確認することができました。PITTI UOMOという、年に2回 1月と6月にフィレンツェで開催される世界最大級のメンズ既製服の見本市で展示されていたようです。記事によると、このBIRKENSTOCKは80年代のものとあります。
先に30万円で落札されたBIRKENSTOCKは年代を読み取れなかったものの、出品者の入手経緯からすると80年代の品と考えられなくもないです。
もしかすると、2016年にオークションにかけられたサンダルとイタリアのフィレンツェで展示されていたそれは、同一のサンダルなのでは?
・ソースはこちら
https://www.beams.co.jp/blog/69/57693/
そして2022年 11月
そして今回のニュースです。
2016年に出品された品と同一かは断定できませんが、当時30万円であった価値が現在ではおよそ100倍の、3,000万円で取引されました。
NFT付きとはいえ、死後10年経過し、ジョブズ氏の功績と偉大さがさらに評価を増したという見方もできるでしょう。
やっぱり、、、同じじゃない?
ここまでジョブズ氏のBIRKENSTOCKのを追ってきて、改めてはじめの疑問に立ち返ります。「それぞれのBIRKENSTOCKは同一の1足ではないのか?」
記事の中の写真を比べてみましょう。上から2016年の記事にあった写真、2018、2022の順です。
どうでしょう。似てませんか?
特に左足のかかとのクネクネ具合と、薬指と小指の辺りの濃淡とか。
ぼくは同じだと思います!なんだかそう思いたい笑
おわりに
スティーブ・ジョブズ氏のBIRKENSTOCKがオークションで約3,000万円で落札されたニュースから、彼のサンダルを追いかける旅をしてきました。
まったくもって裏付けはありませんけれど、2016年にオークションで落札された品と今回の品はダメージの具合から見ると、同じじゃないかなというのが僕の結論です。
同じだったからといって、何になるわけでもないですけれど、
ひとつのものが、時間を越えて、国境を越えて、人の何らかの想いを繋いで今も生きていることにロマンのようなものを感じずにはいられなくなってしまいました。
そういえば、今回落札されたサンダルはNFTとセットとのことでした。はじめからNFTとセットだったなら、ブロックチェーンに刻まれる履歴から、誰から誰に渡っていったのかすぐにわかりますね。
などと、なかば無理矢理ブロックチェーンの魅力を再認識しつつ、今回はこれで終わります。長々とありがとうございました!
それでは、また。
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