短歌 016‐020

みおつくしあなたの元へ行かぬようアクアリウムで微睡む人魚
未送信メールばかりが溜まってく指先一つ押すだけなのに
起きてても眠っていても朝は来て不安だらけの夜を隠した
街灯の明かりに縋る夜の道 月の光はなぜか不安で
アナログの時計の針を巻き戻す「過去に行けたら」なんて笑って

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