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上演日なのに、台詞を全く覚えてない夢を見る

私は大学時代の4年間だけ演劇部に所属しており、脚本と役者を兼ねていました。

卒業してからは脚本投稿サイト『はりこのトラの穴』にちまちまとオリジナル脚本を投稿するだけで、役者として舞台に立つなんてことは全くなかったです。ちなみに脚本はこちら↓

それでも、今回のタイトル通り「上演本番の日なのに、台詞を全く覚えてない夢」を見る。なんてことが度々とあるんですね。これってどうして見るんだろう。他の人は見ないのか。そう思ったわけです。

そこでツイッターでこんなアンケートを取りました。

ありがたいことに582票の投票をいただきました。高校演劇漫画『まくむすび』の作者である保谷伸さんと『まくむすび』の公式サイトからRTをいただき、アンケートとしては充分な投票数となりました。勝手にお名前を出してしまい申し訳ありません。お礼とお詫びに『まくむすび』の宣伝をさせてもらいます。

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演劇部ではないのに台詞を忘れる夢を見たり、演劇から離れた人が今でも夢を見たり、違うジャンルの方がそのジャンルで失敗する夢を見る。他にもいくつかツイートを拝読しましたが、やっぱり人はその経験特有の夢を見るみたいです。

でもここで疑問に思ったことがあります。演劇部だった人が演劇の夢を見るのは当たり前かもしれません。でも、演劇未経験の方が演劇関係の夢を見る割合が、18%とわずかながらにもいました。これって一体なぜなんでしょう。

色々と調べた結果、こちらの記事を見つけました↓

―早速ですが、夢とは一体何なのでしょうか?

「睡眠中の脳は、その人が今まで見聞きした情報を、整理しています。脳の中にはライブラリーがあって、その人の記憶を『家族』、『友達』、『小学校時代』、『高校時代』、『恋愛』などのジャンル別に整理しています。

そのジャンル分けされたライブラリーに貯蔵された記憶を引っ張り出したりまとめたりするんですが、その過程を脳の中で再生しているのが夢なんですよ。現時点の科学技術では、夢は自分だけが見ることのできる、『個人的なドキュメンタリー映画』と言ったら分かりやすいかもしれませんね。」

なるほど。夢は『個人的なドキュメンタリー映画』だからそれぞれの体験に基づいた夢を見るわけですね。経験したこと以外も外部刺激によって夢を見ることがあるそうです。演劇部じゃない人が演劇の夢を見るのは「どこかで観劇した」とか「テレビやネットで見た」とか、そういった外部刺激があるのかもしれません。

「これはロシアの研究なんですけど、ある消防署で、当直の隊員が火事が起きる夢を見ると本当に火事が起きるという、いわゆる『予知夢』が話題になったんです。

それで、隊員の夢について詳しく調査してみたら、そもそも当直の時に『火事の夢』を見るケースがものすごく多かったんです。しかし、それは火事が実際に起きた日も起こらなかった日も同じでした。『火事になるかもしれない!火事になったら迅速に出動しなければいけない!』というプレッシャーがストレスになって、隊員たちに火事の夢を見せていたという可能性が非常に高いという結果になりました。

みなさんの夢に心配ごとが頻繁に登場するのも、こうしたストレス、心理的、身体的な状態が関係していると言えるでしょう。」

消防士を演劇に例えると「台詞を忘れてはいけない。動きをミスったらいけない」というプレッシャーがストレスになって、台詞を忘れる夢を見るのかもしれません。

年代別、性別、演劇歴と細かくアンケートを取ってみても面白そうですが、それだとキリがないので泣く泣く断念しました。でも、いつかはやってみたいですね。ということで「上演本番の日なのに、全く台詞を覚えてない夢はどうしてみるの?」という記事でした。

こんなことやってみてほしい。あんな記事を書いてほしいなどがありましたら、ぜひコメントください。できる限りがんばります。ありがとうございました!

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652