百人一首ツイノベ解説 #039

幼なじみの男子から冒険ごっこに付き合わされる。高校生にもなってと呆れながら裏山を探索する。そのとき、いっそうと強い風が吹いて茅がさらさらと音を立てた。「　　」と思わず声に出てしまう。彼に聞こえていないか慌てて口を押さえる。ざわざわ、ざわざわと、まるで茅のように心が揺れた #twnovel

— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) April 15, 2020

No189 揺れる（百景 39番）

参議等

和歌
「浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき」

歌意
「まばらに茅が生えた野の篠原の『しの』のごとく、耐え忍んできたけれど、こうこらえきれません。どうしてこんなにもあなたが恋しいのでしょう」#百人一首ツイノベ

— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) April 15, 2020

漫画でも小説でも、何て言ったかわからない演出がとても好き。たぶん、おそらく、この子は愛情表現だったのかな、と。

愛情表現と言えば、『鋼の錬金術師』エドの「俺の人生半分やるからお前の人生半分くれ」しかり、『げんしけん』斑目の「君はあの時、鼻毛が出てたんだ！」しかり、本人達にしかわからない告白がすごく好き。

（注：和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています）

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