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50歳を過ぎて、もう一度身体と向き合ってみた

子供の頃から肩凝りがひどく、よく母に揉んでもらっていた。

中学生のころは、運動系部活のせいで腰を痛めて整形外科に通ってた。

大学時代には腰椎分離症といわれ、坐骨神経痛に悩まされた。医師からは手術を勧められたが父が反対した。今では安易に手術せず良かったと感謝してる。

硬膜外神経ブロックとかもして、鎮痛剤をもらって、お年寄りに混じってマイクロウェーブなるものあてて腰痛体操した。痛みで使わない脚の方だけが細くなってるのを友に指摘され、自分でも驚いた。使わない筋肉は本当に衰えるのだ。

痛みなくスーパーで買い物できることの有り難さを知った19歳…今では懐かしい闘病と言える時代だ。

その後症状はなくなり、何でもスポーツするし、中型バイクにも乗るし…無理すると腰痛はでてきたが、忘れて過ごす日常。

母は”やっぱり厄年だったからね”と本気で言っていた。

40歳代になり、この腰痛が再燃した。仕事の中腰が悪かったのか、風邪で寝込んだのがきっかけか、とにかくそれから再び腰痛に悩まされて、いいと言われた施術にあちこち通ったし、枕やマットレスも購入した。

針灸、整骨院、指圧・マッサージ、仙骨療法、カイロプラクティック…。マッサージなど、どんどん刺激が強くなり、弱い力では満足できなくなってしまった。そして、どれもほとんどその時だけの気持ちよさ。半ばそんなもんだろうと諦めてしまっていた。

しかし、人生100年!とは言わないまでも、元気で80歳ぐらいまでは過ごしたい。

50歳になって、もう一度身体と向き合うことにした。

痛い →動かさない →固くなる →痛い

全くの負のスパイラル。その時だけの気持ちいい治療ではなく、身体を変えたかったのだ。

そして、出会ったのがヨガ。

クラスの誰よりも固かった。でも、人と比べないことや、今まで頑張ってきた自分の身体を愛おしく思えるようになってきて、緩めることを学んだ。

無自覚にいつも肩に力が入っていたんだと思うし、性格だから今でもそうだと思う。

昔、母に小さい頃の私はどんな子だった?と尋ねたら”チャキチャキしてて、嫌なことは嫌を言う子。そして、テレビのコマーシャルも一生懸命見てる子だった”と。なんか笑えてきたが、自覚あり。

人生も下り坂に入ったことだし、ゆったり深く呼吸して、ヨガで身体をしなやかに緩めようと思う。ヨガに出会って5年。少しづつ身体が変化してきていること実感できる。

長年かけてコチコチになった身体だから、緩めるのには時間もかかる事は覚悟して。でも、きっと今よりは良くなっていくことを信じて。

身体と共に心も解放されてくような気がする…



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