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ひとり◯◯を楽しむ

ひとり… それって寂しい人?孤独な人?

「今はいいよ、年取ったらねぇ…」と随分言われた。

そうだろうか。幸せの感じ方は人それぞれ。家族との時間が何より大切で幸せだと感じる人は多いだろう。しかし、家族という幻想に苦悩を感じている人がいるのも事実。

私にとって、ひとりはむしろ自由でいい。

自分のペース、時間、空間。どれも貴重だ。もちろん、気の合う友とのおしゃべりしながらの食事は楽しいし、感動を共有できることは掛け替えの無い時間だ。

しかし、本当に美味しいものをいただくときは、ひとりでお皿の料理を眺め、見た目でも満喫し目を閉じて集中してゆっくり味わう。これも最高。

自分のペースで楽しめる。

旅もそう。限られた時間に観光地を巡るのは、ガイド付きのツアーがいいかもしれない。しかし、大まかなプランで気のむくままに散策するのが好きな私はひとり旅も大好き。ドキドキのハプニングすらも楽しめる。そして、ツレとだけ交わってるより、出会いの機会が断然多い。

Amandaとはそんな北海道ひとり旅で出会った。シンガポールから大好きな日本を何度も旅している。その後も、お互いの家を行き来したり、国内外で待ち合わせて一緒に旅したりする仲。(彼女との交流も面白いのでまたの機会に書こうと思う)

今の時代、子供がいても子供の生活や人生があるし、パートナーがいても、いずれはひとりになるのだ。ひとり◯◯に慣れて楽しみを知っておくといい。

以前、出会った60歳くらいの女性から”結婚してる?私はね、大恋愛をして10年付き合って結婚したの。でも、一緒にいてひとりのほうがずっと孤独だった”言われた。結局離婚して病のため地元に帰省して、数ヶ月後に旅立った。

“共にいてひとりを感じる方がずっと孤独”言葉が重くずっしりと私の心に響いた。形ではないのだな…と教えられた。

ひとりでも、それぞれにそこそこ自立してて、時に気にかけて合い、支えあえたらいい。

そんな、信頼できる友を大事にしよう。

そして、ひとりは…やっぱり自由でいい!と、これから更に歳を重ねていっても言えるように過ごしていこう。

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