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40代の正月
今日も今日とて仕事であった。
おれの本職は営業部門の管理職なのだが地方の営業所では営業と現場の境界線が曖昧なのである。
現場部門の管理者は転勤組(悪しきJTC文化の犠牲者,新居を建てた瞬間飛ばされるなどのアレ)なので恩を売るべく年末年始の代打を申し出た。
自身の仕事でトラブルが起きた際に無理をしてもらえるから。
現場といっても居るだけでいい仕事だ。
*管理監督はしているし安全管理,衛生管理上で問題ある行為を見つけた際は注意をする
何かが起きた際に責任を取るだけ。
気分転換にフォークリフトやプラッターやハンドリフトを振り回したりはしたが。
*ご安全に!
午後から現場部門の若手社員が出社してきたので現場の管理は任せデスクワークへ。
デスクワークといっても正月明けの会議の資料作り程度なのでさらさらと終わらせた。
あとは筋トレのトレーニングプログラム(某所から購入したもの)を眺めてトレーニングノートに転記したり,大会から逆算してトレーニング日程を組んでみたり,ラン関連のトレーニングプログラムもいじってみたり。
本来であればパーソナルコーチに依頼するなりした方がいいのだが、自身の変動しやすいスケジュールの都合などもある。
その後は事務所で淡々と読書をした。
流石に職場で読む本なので仕事に関連付いているものだったが。
縁あって幅広いレンジの人間たちと交友関係を結べている。
家族と海外で過ごすもの,1人旅行にいくもの,インフルエンザで瀕死のもの,家族でイオンにいくもの,おれみたいに仕事をしているもの,出るわけもないパチンコ屋で案の定敗北しているもの。
ただ運だけでここに流れ着いた身としてはなんとも言えぬ感慨がある。
運と縁。
齢40を過ぎて生まれて初めて主体的に生きようと思ってはいるのだけれどもどこに流れつくのだろう。
なすべき事をなして、あとは天の赴くままに。
実家に帰り、父親の年金で購われた山崎を飲みながらこれを書いている。
同じく山崎を飲みながら何やら書状をしたためている父親の横顔の陰影は深く、たまにこちらへと喋りかけてくる声はしわがれていた。
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