やさしい都知事の決め方
7月5日は(余程のことがない限り)4年に一回の都知事選の投票日です。
今年もいろいろな候補者が出馬していますが、たった一つの都知事の椅子を22人もの候補者が争う混戦模様です。その割に、コロナ禍の影響か選挙カーが通るようなこともなく、投票があることさえも忘れそうになるぐらい候補者の数の割に静かな選挙戦が繰り広げられています。
最近の政治不信は投票率に如実に表れており、2,30%が地方選挙の平均的な投票率といってもいいかと思います。
しかし、それでは2,30%に向けた政治を繰り広げることになり、結局は自分の住みよい世の中になりづらくなりより政治不信に陥る…
政治不信のスパイラルに陥っているのが、今の日本の状況といえます。
そうならないためにも、選挙に行ってどれぐらいの人々が関心を持ってくれているかを示す必要がありますが、正直22人の中から誰を選べばいいかわからないという理由で、選挙に足が向かない人に、ちょっとでも手助けができればと思います。
1.選挙公報をみて直感で決める
選挙公報は、住民票を移してあればちゃんと配布されるものです。この中から、ざっと目を通して「これだ!」と思った人の名前を覚えるなり丸をつけるなりして投票に行く、これが一番手っ取り早い都知事の決め方です。
2.選挙公報のキャッチフレーズで決める
1と方法は似てますが、「これだ!」と思うための要素を「その候補者がやりたいこと・やると有権者に約束したこと」にスポットを当てることが重要です。この文章と同じように、文字を目立つようにしていることは、「ここに注目してほしい」という候補者の気持ちの表れです。「これだ!」という感情はまさに候補者と有権者との気持ちが通じた瞬間といっても過言ではありません。
3.自分の実情と、地域の実情をすり合わせる
1や2に比べて高度で有効な方法の一つです。私は、時間に余裕があるなら一番オススメしたい方法です。やり方は紙と筆記用具があればできます。心理学などで用いられる、重要度の振り分けの方法を少し応用した形となります。紙に、この街ようは東京の抱える問題と自分の生活圏での問題とで解決すべき事象を照らし合わせる方法です。
1.まず、十字の線を引きます。
2.上を「早くやるべきこと」下を「遅くても確実にやるべきこと」に、左を「地域(東京)の問題」、右を「自分の生活圏の問題」に区分けします
3.それぞれ思い当たるものを2で定めた要素に当てはめていきます
4.当てはめた結果を見ながら、選挙公報や有権者のホームページの政策内容から投票したい人を決めます
5.投票に時間内に行って投票結果を待ちましょう
この5ステップです。
それぞれ当てはめて例を挙げると…
・地域の問題✖️早くやるべきこと→新型コロナウイルス感染拡大に対する対策
・自分の生活圏の問題✖️早くやるべきこと→都心朝ラッシュ対策
・地域の問題✖️遅くても確実にやるべきこと→多摩、島嶼部の高齢化問題の対策
・自分の生活圏の問題✖️遅くとも確実にやるべきこと→外国人住民の問題(ゴミの捨て方、市民サービスなど)
実際に書いたものがこちらです
こういう風に書くと、自分の生活の仕方まで見直すことができて公私ともにプラスに作用します。
これらができたら、投票所へ行って投票しましょう。
投票は10分で済みます。
たった10分で東京の四年間が決まります。
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