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歌詞に共感した話 クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」

今日は日本でも絶大的な人気を誇るロックバンド、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞に注目してみます。

この曲は数年前に同タイトルで映画化もされ、当時のファンだけでなく若い世代の人たちの間でも話題となりました。
特に日本ではカップラーメンのCMが時を超えてTwitterで拡散されたり、テレビの挿入歌としても多く使用されたりします。

映画のシーンでも暗示されていたように、この曲では様々な考察がなされていることでも有名です。
特に有名なのが、フレディ・マーキュリーが自身がゲイであることをカミングアウトしているというものです。

↓↓その辺に関しては長くなるので、詳しくはこの動画がおすすめです↓↓




さて、僕が聴くたびに最も共感するのは、ブライアン・メイのギターソロの直前の部分。

I don't want to die.
I sometimes wish I'd never been born at all.

という部分です。
「死にたくない。生まれてこなければ良かったと時々思う。」
という意味ですが、軽く聞くとただただとてもネガティブな詩だと感じます。


しかし、ブッダが「生きることは苦行である」と言うように、人生は時々マジで苦しい時があります。
けれど死ぬ勇気もない。本当はかまってほしいだけ。みたいなことだってあるかもしれません。
よくよく考えれば人生はめんどくさいことが多いだけで、死にたいと思っていたらもう死んでると思います。



一周回って立ち直ると、この詩にはそういった面倒な(自身の力ではどうしようもない)ことに対しての諦めが感じられます。

ネガティブがデフォルトになると、死にたいというよりかは消えたいという表現の方がしっくりきます。
この消えたいという表現の中には「一旦すべてから解放たい」という願望が込められているはずです。
しかし、現実世界でそんなことは不可能です。

願望ではあっても実現はしません。
それがわかっているからこその、諦めが「(死ぬのはいけないから)そもそも生まれてこなければ良かった」という部分によく現れているように感じます。


そうすれば誰も悪くないのです。
生きるのは辛いことが多いけれど、立ち直るにはそれも人生だと受け入れるしかないのです。

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