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オペレーションの標準化は常に正義なのか?という話

1. 前置き

どうもAKIRAです!

新卒で入社した会社でも転職した先(今はちょっと違う部署にいますが)でもオペレーションに従事していました。特に一番最初の会社では「標準化・差別化・単純化」と強く謳われてきたのもあり、「標準化」は絶対!的な考えを植え付けられてきました。

転職してからは、①市場変動がとてつもなく大きいこと、②スタートアップのような企業のピボットや組織変更等等にはとてもじゃないが標準化が全て通ずるわけでもないのが見えてきました。

今回はこれについてサクッとアウトプットがてら共有できたらと思います。

2. 標準化とは?

簡単にいうと「対応方法の統一」です。

業務の対応時間の統制や、アウトプットの質を揃えるなど、誰が対応しても問題なくこなすことができる環境を作り上げることになります。

これができると上記の通りSV(スーパーバイザー)などの上長がより管理に集中できる状態を作り上げることができ対処すべきことにフォーカスすることができる。また、顧客に提供すべき事が整うので公平差がなくなりサービス提供の向上などに繋がることもあります。

オペレーションを設計するに当たり基本に当たるものと考えております。

分かりやすい例をあげるとニトリはしっかりと標準化を整え顧客に提供するサービスの品質をあげている企業でしょう。

対応方法がブレることがほぼないので、8割から9割のアルバイトであの大型店舗をスムーズに運営することができるのです。

新店舗を立ち上げるのも凄まじい速さで行います。これも標準化の賜物です。(他にも要因はありますがw)

3. なぜ「標準化」を正義として捉えてはならないのか

市場変化が著しいの始め、戦略のピボットなどが多い企業など、変動性がとてつもなく高いところに関しては標準化はマッチしません。

標準化を作り込むのはとてつもなく力が必要で、作り上げた後はなかなか修正するにしても前後の工程を意識しなければなりません。

そのため高速で環境に染み込むには向かないのです。柔軟に対応ができる仕組みではありません。。。

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スタートアップでガッチガチに決め込むとかなり苦しむことが多いかと思います(私がそうでしたw)

4. 標準化の考えたかは?

絶対に標準化が悪いわけではありません。「何を標準化するのか?」これを考えることが大切です!

不変性が高く、微小な修正で済むことが多いところを特定しそこを標準化していくのがいいと、私は考えています。

それでいて変動性が高いものはまた別軸を置いて、対応ラインを作るのかなどを落とし込むのが良いと考えています。

もしよろしければ下記記事で紹介している「リエンジニアリング革命」という書籍を読んで見てください。かなり古いですが、良書です!

ここまでお読みいただきありがとうございます!


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