「そして、バトンは渡された」見た。
監督:前田哲
出演:永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、岡田健史、大森南朋、市村正親 ほか
上映時間:137分 公式サイト
10/21(木) 試写会(梅田ブルク7)にて鑑賞。
瀬尾まいこによる第16回本屋大賞受賞作を実写映画化。>原作の感想
音漏れする豪邸に笑った。
みぃたんは誰だ構成。
分かってるから、まどろっこしい。
梨花さん(石原さとみ)は見た目通りじゃないと原作を読んで知っていたが、それでも奔放な浪費家にしか見えないように映されていて気の毒。
子どもの演出や、泣かせ劇伴があざとい・・・。
それら不満点を、永野芽郁が跳ね返してくれた。
終盤に見せる涙を流す表情が、心底からの感情の発露だと伝わってもらい泣き。
このシーンだけ良かった。
ええ子に育って巣立ってゆく理想系のバトンリレーだけど、感動には至らず。
料理やピアノを好きになる過程が薄味でもったいなく感じたし、至上命題かよとツッコミたくなるほど「泣かせます」を押し付けてくる作りで好きになれなかった。
血縁関係なく子どもを育てることに必要なのは、優しさたっぷりの栄養素(料理に限らず心を満たすもの)。
そこを丁寧に積み重ねていくだけで、秀作になった感ある。
代わる代わる親が増えていく身の上を、コメディテイストで描いてもよかったような。
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