「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」観た。

原題:Downton Abbey: A New Era
監督:サイモン・カーティス
出演:ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァン、アレン・リーチ、ミシェル・ドッカリー、ジム・カーター、マギー・スミス 他
上映時間:125分 公式サイト


海外ドラマ「ダウントン・アビー」の劇場版第2作。(第1作


このシリーズの持ち味である上質で重層的な群像劇が健在。
場面を重ねるたび、それぞれの人生の積み重ねが色彩豊かに描き出され、笑顔や涙などの感情に心地よく浸ってゆける。


もちろん全員に見せ場はあるが、中でもデイジー、トーマス、モールズリーが印象的。

デイジーの叱咤と、それに応じてデイジーと心を通わせる女優とのシーンが好き。
トーマスは今度こそ幸せになりますように。
モールズリーさんの才能が花開く!

あと、アフレコされたメアリーのセリフが素敵だったなぁ。


バイオレットから語られた内容を向こうの方にも伝えてあげて!


エリザベス女王の国葬を想起するシーンには、たしかな敬意が溢れていて胸を打つ。
https://www.bbc.com/japanese/62958700


サイレントからトーキーに移りゆく”映画”を取り入れたことが秀逸で、撮影風景を見ているとダウントンの歴史、様々な記憶を記録しているようにも見えてくる。


時代の移ろいにより貴族と使用人の境界は薄まり、新たな時代を予感。

劇場版をもう一本作ってほしいな。集大成的なものを。




この記事が参加している募集

#映画感想文

67,269件

サポートしていただけたら嬉しいです。(小声)