コーダ あいのうた

フランス映画「エール」のリメイク。

先にオリジナル版を見てしまったので比較しがちになったらどうしようと思ったが、リメイク版は生き生きとウェルメイドで、気持ちよく感動のストーリーを味わえた。


響きに余韻を含むフランス語によるオリジナル版はウェットで、英語のリメイク版は颯爽とドライな感じ。


家族間で事足りていると内向きになってしまうものだが、ルビーはふと飛び込んだ先で発声練習に出会い、声を出すことの意味を知る。

声を出すことで世界が広がるということを、ルビーだけでなく漁業問題の話し合いの場での父親と兄の行動でも表現。
そこからルビーと家族の未来に変化の兆しが。


オリジナル版と同様に親の品の無さは健在。。
ただリメイク版ではそこに人間味を感じられた。
兄とルビーの友達の関係もアメリカ的な活発さがあり、生命力に繋がっていた。


コーダは社会との架け橋。


新たな船出をしたルビーにエール!家族にも!




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