「シン・仮面ライダー」観た。

監督:庵野秀明
出演:池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、塚本晋也、手塚とおる、森山未來 ほか
上映時間:121分

仮面ライダー誕生50周年記念作品。
監督は庵野秀明。

庵野さんの実写映画は、総監督を外すと2004年「キューティーハニー」以来!

めっちゃ懐かしいキューティーハニー。
2004年の試写会@よみうり文化ホール(千里中央)で、舞台挨拶に監督とサトエリが登壇してくれたのを覚えてる!


「シン・仮面ライダー」は、言わずと知れた仮面ライダーのリブート作品。

1971年から1973年まで放送されたテレビシリーズへのリスペクト、オマージュはもちろん石ノ森章太郎による原作愛も深く!

★3月17日(金)舞台挨拶ライブビューイング付き最速上映にて!@109シネマズ大阪エキスポシティ


開幕からフルスロットル。
鼓動のような音楽に導かれ、矢継ぎ早に様々なバトルシーンのVSを連ねて加速度的に劇中へ引き込んでゆく。


変身&サイクロンかっこええ!

サイクロン万能!


改造者は超人、ゆえにパワーは人間のものではない。
強力なパンチ、キックを受けた相手は血が迸る。ここ衝撃的。

ライダーキックの必殺っぷりが凄い。怖さ感じるほど。

しかし、そんな桁外れの力は無限ではない。
有限と背中合わせの過酷・・・。

倒した相手が泡と消えるシーンが目に焼き付く。
融解の哀れ・・・。


3人が良かったなぁ。
本郷猛/仮面ライダーの池松壮亮、緑川ルリ子の浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号の柄本佑。

次第に人間味を取り戻してゆく3人の関係性を、役者の魅力で伝えていた。

浜辺美波の緑川ルリ子は用意周到の演算を備えたスペック持ちで、命を与える女神な役割もあり慈愛の母性まで感じた。
コートが似合うキャラデザも好み。


「Sustainable Hapiness Organization with Computational Knowledge Embedded Remodeling(持続可能な幸福を目指す愛の秘密結社)」SHOCKERの活動目的は、碇ゲンドウに近い印象。

こじらせてはいるが話し合えば仲間になれそう感ある。


悲しみを背負う人間と、悲しみを避けるSHOCKER。

どちらが良いもの、悪いものではない。
根っこは繋がっているんじゃないか。


仮面ライダーはSHOCKERの野望を打破するための存在。

孤独を愛し、人を助け、風を切ってバイクを駆る勇姿の凛々しさは、バットマンを想起。

仮面をデバイスとする設定が秀逸。

命宿る仮面に愛着を感じる。
かぶりたい!

コートにマフラーのビジュアルめっちゃいい。
フィギュアが欲しくなる・・・。


スカイライダー、スーパー1世代だから初代1号2号には思い入れがないけれど、「シン・仮面ライダー」は好き。
特撮を楽しむエンタメとしてはもちろん、繋がる命の輝きを伝える孤高のヒーローに惹かれた!

説明セリフだけ気になる。もう少し工夫の余地があったように思う。テロップで語るとか。


ライダーの活躍をもっと見たい。
ケイの進化も気になるし、続編があれば嬉しい。





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