「バビロン」観た。

原題:Babylon
監督:デイミアン・チャゼル
出演:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジョヴァン・アデポ 他
上映時間:189分

「ラ・ラ・ランド」などのデイミアン・チャゼル監督の新作。
サイレントからトーキーへの転換期を迎えた1920年代のハリウッド映画業界を描いたドラマ。


新人女優のネリー(マーゴット・ロビー)と映画界入りを目指す青年マニー(ディエゴ・カルバ)、そして大スターのジャック(ブラッド・ピット)。
この3人が軸となっているものの、共感度は薄め。

マニーは流されがちだし、ネリーの粗野で下品な設定はため息もの。

マウントの取り合いの場にゲロを吐き散らかすシーンは痛快だった。めっちゃ汚いが。


手に職を持って一筋に生きるトランペット奏者のシドニーだけ印象に残る。


「華麗なるギャツビー」や、タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のような世界。

”映画という”巨大産業を毒っけたっぷりに風刺も交えて、しかし映画への夢・希望も忘れず詰め込んだ長尺(189分)劇。


乱痴気騒ぎの長めなアバンから醒めた目にさせるドライな距離感が全編に徹底。

浮かれ騒ぎの合間に孤独や疲れを束の間見せてまた浮かれ騒ぎ。

チャゼル監督の音楽センスの良さのおかげで最後まで退屈はしないが、正直感想を書く気分はあまりノらない・・・。




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