「フェイブルマンズ」観た。

原題:The Fabelmans
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ガブリエル・ラベル、ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ 他
上映時間:151分


映画に魅了された少年サミー(サム)・フェイブルマンの成長物語。


両親に連れられて行った場所で映画に出会い、そこから映画を撮る喜びを見い出したサム。

直感的な母親とこつこつ系エンジニアの父親を見つめ、住環境の変化、恋や差別、達成感などを経験し、大人へと向かってゆくサムの人生。


本作はスピルバーグの自伝的作品だけあって、後の有名作品を想起させる風景が随所に!


フェイブルマンたちに人間味があって良かったなぁ。
母親父親ともに滋味豊かで、まるで山田洋次作品のような家族ドラマを堪能。

短い出番でもしっかりと味を残したボリスおじさんとジョン・フォード(演じるはデイヴィッド・リンチ!)が印象的。


監督自身の原点を見つめるにあたり、アイデア次第で画期的になる画作りの楽しさはもちろん、偶像化を作り出せたり独善的にもなってしまう怖さを自戒を込めて振り返っているように感じた。

CGを使いこなすのは父親の影響かな。
ヒューマニズムは愛情深い母親の影響なのかな。

作り手の心が宿ったスピルバーグ作品を初期から見直したくなった!





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