「首」観た。

監督:北野武
出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、木村祐一、浅野忠信、大森南朋 ほか
上映時間:131分


北野武監督の新作。


数多語られてきた本能寺の変を、嫉妬、愛憎でコトが動いてゆく時代劇に仕立てあげて新鮮。

「御法度」オマージュのようでもあった。


一人アウトレイジな加瀬亮の織田信長が強烈。


平和をゆるく醸し出すコント色がいい塩梅。

羽柴秀吉(ビートたけし)、羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)の3人がダチョウ倶楽部に見えてくる。


血生臭くて不毛な権力争いへの失笑。
首だけになれば誰だか判別がつかない皮肉。

どっしりと構える落ち着いた語り口による辛辣な落語を堪能した感覚。

オチが鮮やか!




この記事が参加している募集

#映画感想文

67,269件

サポートしていただけたら嬉しいです。(小声)