見出し画像

「何のためのテスト?」オンライン読書勉強会

【お誘い】

6月4日(日)13-17時、オンラインで「何のためのテスト?」オンライン読書勉強会を開催します。
スペシャルゲストは翻訳者の東村知子さんと鮫島輝美さんです。ファシリテーターは僕です。

読書勉強会の申し込みはこちらからどうぞ。
書籍「何のためのテスト?」はこちら
著者、ガーゲンとギルが取り組んでいる「Relational Education」のサイト

【概要】
小中学校の教職員や義務教育に携わる人たちにとって、テストは教育現場で欠かせないものです。しかし、テストの在り方や使い方については、様々な意見があることも事実です。そこで、今回はケネス・ガーゲンとシェルト・ギルの『何のためのテスト?』をテキストに、テストの意義や有効性について考える読書勉強会を開催します。

司会は組織開発ファシリテーター、学校法人茂来学園理事の長尾彰。スペシャルゲストに本著の訳者、東村知子さん(京都教育大学准教授)と鮫島輝美さん(関西医科大学教授)を迎え、ワークショップ形式での読書勉強会を催します。

【主催者メッセージ】
こんにちは、長尾彰です。
気づけばファシリテーターとして、25年のキャリアを積んでいました。
「ファシリテーションは社会構成主義の考え方に依っている」という言説に触れたのが2003年。
翌年、ガーゲンの「あなたへの社会構成主義」が東村さんの訳で出版されました。
それ以降、僕の実践は、ガーゲンの社会構成主義が理論的な土台になったように思います。
いろいろありまして、2019年に日本で初めてのイエナプランスクール(学校法人茂来学園大日向小中学校)を開校することになり、敬愛するガーゲン先生がギル先生と初等教育年代を対象に「評価」に関する書籍を発刊。
「東村さんと鮫島さんをお招きして勉強会をやりたい!」と必要以上に発奮してしまい、今回の催しの運びとなりました。
ぜひいっしょに「初等教育におけるテスト(評価)」を一緒に考えましょう。

【形式】
zoomで開催します。
ブレイクアウトルーム、Googleスプレッドシートを用いたグループワークを実施します。
マイク付きイヤフォン、キーボード付タブレットおよびパソコンからの参加を推奨します。

【プログラム】

13:00-13:15 ◆オープニング
        ・東村さん、鮫島さんの紹介
        ・進め方の共有
        ・グループ分けと自己紹介
13:15-14:50 ◆グループワーク①
        ・進め方の説明
        ・「分読」アクティビティ
        ・全体での共有
14:50-15:00 休憩
15:00-15:30 ◆グループワーク②
        ・本の内容を踏まえて問いをつくる
        ・ガーゲン&ギル先生に、東村さんと鮫島さんに質問
15:30-16:30 ◆クロストーク
        ・寄せられた質問に答える形で東村さん・鮫島さん・長尾がおしゃべり
16:30-17:00 ◆チェックアウト、クロージング
        ・グループに分かれて今日の感想をおしゃべり
17:00-17:30 ◆アディショナルタイム
        ・残って話したい人が話すタイム

【参加費】
3,000円
※東村さん、鮫島さんへの謝礼金を除いた余剰金は、一般社団法人戦災復興支援センターに寄付します。

【申し込み方法】
Peatixよりお申込ください。

【主催者プロフィール】
長尾彰
組織開発ファシリテーター。 日本福祉大学卒業後、東京学芸大学にて野外教育学を研究。冒険教育研修会社、玩具メーカー、人事コンサルティング会社を経て独立。 企業、団体、教育、スポーツの現場など、約25年にわたって3,000回を超えるチームビルディングを実施、現在は複数の法人で「エア社員」の肩書のもと、事業開発やサービス開発、社内外との横断プロジェクトを通じた組織づくりをファシリテーションする。 株式会社ナガオ考務店代表取締役、一般社団法人戦災復興支援センター代表理事、学校法人茂来学園の理事を兼任する。 著書に『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』『宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話』(学研プラス)がある。

【スペシャルゲストプロフィール】
東村知子

京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了
博士(人間・環境学)
現在,京都教育大学教育学部准教授
主要著作:『関係からはじまる』(共訳,ナカニシヤ出版,2020)
『発達支援の場としての学校』(共編,ミネルヴァ書房,2016)
『音楽アイデンティティ』(共訳,北大路書房,2011)
K. J. ガーゲン『あなたへの社会構成主義』(翻訳,ナカニシヤ出版,2004)

鮫島輝美
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。
現在,関西医科大学基礎看護学領域教授
専門は,理論看護学,グループダイナミックス。医療・看護・介護だけでなく,支援を広く捉え,社会的弱者にとって生きやすい社会,継続可能な社会とは何か,を考え続けている。
主要著作:『関係からはじまる』(共訳,ナカニシヤ出版,2020)
『〈生きづらさ〉に寄り添う支援』(ナカニシヤ出版, 2018)

最後に。

サディ、ありがとう。

サディがコルクラボの「関係からはじまる」の読書会に誘ってくれたからこの勉強会も生まれました。サディのファシリテーションやコーチングのスタイル(型)は、「人と人、人と機会、人とテキスト(文脈)を繋げること」なんだな、と思いました。
コルクラボの皆さんも、「社会構成主義の視点で初等教育の『評価』を眺めると何が見えてくるか、そしてそれらが今の私にどんな影響を与えているのか」を一緒に探しに来てください〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?