超初期の子宮頸がんになった話 その3

その1 その2

手術の次の日。すっかり普通どおりの自分、だと思っていた。

傷に痛みとかはないし、ごはんもおいしくいただいて、
やっぱり逆転裁判やったりアニメ見ながら過ごし…。

その次の日、退院。
荷物をまとめて、準備して。
手続きをして、いざ帰ろうと思ったとき、
想像以上に体力がないことに気がついた。

だめだ。電車じゃ帰れない。
タクシーで帰ろう。

家に帰って、すぐベッドに倒れこんだ。
実は次の日から仕事に行こうと思っていた。
(先生からは「え!?ま、まあいいけど…」と言われた)
結局、1日だけ出て、早めのお盆休みに突入。

電気メスで切り取ったところは、その後かさぶたになるらしい。
そのかさぶたが、術後1週間前後ではがれる(痛くない)。
そのときにどうやら大量の出血があるとのこと。
え?それ治ってなくない?と思うんやけどこれが正常らしい。

この出血のときに、重症化する人もいるらしく
1ヶ月くらいは遠出しない、無理はしない、重いもの持たない、
など注意事項があった。

出血は生理2日目が3日間くらい続くほどの出血。
まあシンドイな、って思うくらいで
やっぱりゲームしたり気になるアニメを見たりしてのんびり過ごした。
お盆休みだったし、どこにも出ずに引きこもり。

時期に関しては、私は即手術!というわけでなかったので
ちょっとずらしても大丈夫そうだった。
会社をあんまり休みたくない場合は時期を考えても良いかも。

体調的にはそこまで大きく崩した覚えはやっぱりない。
ただ、本当にしんどくなる人も多いみたいで、
人それぞれ。みなさん無理はしないでほしいです。

体調以外のことでいうと、保険関係。
私は会社の保険で実費が全て賄え、
個人で入ってた医療保険で何十万かプラスになった(!)
ただその1で言った、クラス3bだと「がん(悪性新生物)」にならないので
がん保険やがんの告知見舞金?は出ない。

しかし私のクラス4(ステージ0)は上皮内新生物なので
これらが支給される…!(保険によっては○割、とかもあるようで)
病名がはっきりしたときに、約款を読み込んでお金が出ることは確認済み。
簡単な手術だったし、会社を辞めることもなかったので
お金に困ることは無かったですが嬉しいボーナス。。

ただし、弊害もあって。
それから数年経つけど、がん保険に加入するのがまだ難しい。
医療保険も変更したいけど、まだもうちょっと無理かな。
保険があってよかった!もあるけど、その後も考えて保険は入っておかないと。

その後は予後良好です。
特に再発みたいなものもなく、楽しい毎日。

でも、あと1年おそかったら?
あの日、勇気を出して検査に行かなかったら?

私の母は、気づいたときには卵巣がんステージ4でした。
そんなことがみなさん無くなりますように。

人はいつか死ぬし、気づいたらすぐ死ぬ。
みんな死へと向かっているからこそ、
検査や病院はみなさん行ってほしい○

と、体験談はこのへんで。
これから手術とかで不安な人や
検査行きあぐねてる人の目に止まれば幸い◎

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