誰も嫉妬できない配信お笑いライブを目撃せよ。
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『三密回避のため一人きりでライブ配信をすることにしました。』と、タカサは言った。
ザ・ギース高佐一慈が、1人でライブをやると告知した
もともとR-1 2020でも佐久間宣行に注目されつつ、ピンネタもやってきていた。コンビを組んでいても幅を広げようとそれぞれがそれぞれの得意分野で仕事を取ってくることはなんらおかしくない。
二人同時に売れるのは結構難しくて、一人が目立って、ああコンビだったのか。とようやく二人として認識される。往々にしてあることだろう。
だから、ライブをやると言っても別に不思議じゃなかったし、
2020年春に予定されていたザ・ギース単独公演『自由律』が中止になってしまったとき、高佐さんは「(電車を避けるため)自転車で劇場に行って、舞台セット組み立てやって無観客ライブやろうかな。ハープ演奏24時間配信しようかな」などと言っていた。
ここで音と照明を切り替えて、ここでネタのタイトルを出して、ここでこのセリフを言ってとシミュレーションしていますが、もう頭がパンクしそうです。
あれ?と気づく。
劇場に、スタッフさんを入れず、本当の一人きりでこいつ、ライブしようとしてる。
※諸々心配しておりましたが、オフィス石川さんや各分野プロの協力をいただいたそうです。(エンドロール参照ください)(見る前提)
東京03のリモート単独公演「隔たってるね。」が注目を集め、各有名所が話題にあげた。称賛された。配信ライブの完成形だとも言われた。
微生物から始まった命のひとつが猿を経て人間に成ったのを一つの完成というならば、これは、亜種だ。ガラパゴスだ。あるいはエイリアンだ。
いいリモート公演を見たならきっと、「ああこの手があった」「自分もやってみよう」「これを超える形を、進化を模索しよう」と思うんだろうが。
たぶんこの「たった一人での配信ライブ」、誰も羨ましがらないよ。心配せずとも。
ザ・ギースとして得意とするシュール。持て余した努力の賜物のいくつもの特技。折れないハート。顔の良さ。残念さ。スタイルの良さ。確かな技術。ちょうどいいテンポ。ファンサービス。なぜかある(しかしコンビの単独では恒例の)生着替え(なお中年と思えぬ程よいやつ)
この魅力をあわせて編み上げてみたら、摩訶不思議奇妙キテレツ天下無双が出来上がった。
………感想が言いづらいんだ。とりあえず召し上がれ、この珍味。
ハープ芸人としてでもいい。オンエアバトルのかすかな記憶だけでもいい。にちようチャップリンでもいいし、尾関じゃない方でもきっといいと思う。
高佐一慈の解像度を上げようぜ。高佐一慈を知ってみようぜ。笑ってみようよ!
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