「諦めない心、ゆだねる勇気」制作チーム

2023年10月刊行の書籍、三浦雄一郎・三浦豪太著『諦めない心、ゆだねる勇気』(主婦と…

「諦めない心、ゆだねる勇気」制作チーム

2023年10月刊行の書籍、三浦雄一郎・三浦豪太著『諦めない心、ゆだねる勇気』(主婦と生活社刊行)のメイキングや、本で登場するエピソードをお伝えします。

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リハビリに取り組む父と、家族のポジティブサポート(三浦豪太)

この文章は、『諦めない心、ゆだねる勇気』の著者・三浦豪太が担当します。 父・三浦雄一郎との共作で、この本をまとめました。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - リハビリに取り組んだ父の姿を伝える本 主婦と生活社の新井さんより連絡をいただいたのは、2023年の2月頃だろうか。確か、まだスキーシーズン中だった気がする。 「高齢者とそれを支える立場の人の両方をターゲットに、90歳の父・三浦雄一郎と50代の僕、それぞれの視点

    • 障害を持っても続く、三浦雄一郎の挑戦(長女・三浦恵美里)

      この文章は、三浦雄一郎の長女である、三浦恵美里が担当します。 『諦めない力、ゆだねる勇気』の制作には、父のサポート役として携わりました。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 2020年からのリハビリの日々 父・三浦雄一郎は2020年 6 月、頸髄硬膜外血腫を患いました。 一時は首から下が麻痺した状況となりましたが、そこからリハビリを重ね、翌2021年6月、次男の豪太に支えられ富士山 5 合目で、聖火ランナーとしてお

      • 障がいのある方も、高齢の方も、野外活動を楽しむことができる時代へ!

        三浦雄一郎さんが、次男の三浦豪太さんや、たくさんの仲間たちと、富士山頂を目指したことがニュースとなりましたが、ここで使われたのが「アウトドア用車椅子」(山岳用車椅子)です。 この記事では、障がいを持つ方たちの活動の場を広げる「アウトドア用車椅子」「デュアルスキー」について、ご紹介します。 (この記事は、三浦雄一郎さん、三浦豪太さんの共著『諦めない心、ゆだねる勇気』の編集に携わった、細川工房・細川生朗が執筆しています) アウトドア用車椅子で、登山や水遊びが可能に!まずは、ア

        • ネッシーのような存在、三浦雄一郎

          編集で携わりました溝呂木です。今回の本のこと、それまでの三浦雄一郎さんとの出会いや関わりについて、書きたいと思います。 幼き日、三浦雄一郎はネッシーのような存在だった子どもの頃、大好きな本があった。 それは、ネス湖のネッシー、ツタンカーメンの呪い、バミューダトライアングル、イースター島のモアイ像、アマゾン川の人喰いピラニア、世界一高いビル、世界で一番高齢の人……などなど、 昭和の小学生の好奇心を刺激する内容が凝縮されていた児童書だった。 三浦雄一郎さんの名前を知ったのはそ

        リハビリに取り組む父と、家族のポジティブサポート(三浦豪太)

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        • 『諦めない心、ゆだねる勇気』制作エピソード
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          親の介護の経験から、この本をどうしても作りたかった

          本書の企画を立ち上げた、主婦と生活社の編集担当・新井、1965年生まれです。 この本の企画を考えたきっかけは、自分の親が高齢となり、心身ともに衰えが進んだことです。 「年を重ねることが楽しく感じられる」本を出したい!  そう考えたところから、この企画は始まりました。 親の「老い」を、前向きに受け止めるのは難しい……二十歳前後で実家を出て東京で暮らすようになり、 親との付き合いは盆暮れの帰省時のみ。 そんな生活を何十年も続けてきたのですが、両親が80代になった十年ほど前か

          親の介護の経験から、この本をどうしても作りたかった

          抱え込まず、チームで支える介護

          本の制作に、構成などの編集作業で携わりました細川工房・細川生朗です。1967年生まれです。 私の親も高齢です。89歳の父は認知症が進み、だんだん歩く距離も短くなっています。その父と2人暮らしの母は85歳。きょうだいでメール連絡をしながら、なんとか支えています。 きょうだいで分担する考え方 今回、『諦めない力、ゆだねる勇気』の編集作業をするなかで、非常に印象的だったのは、きょうだいの連携です。 三浦豪太さんと、お姉さん、お兄さんの3人が、父・雄一郎さんと母・朋子さんの介

          抱え込まず、チームで支える介護