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母になってみて

双子の母となり、もうすぐ10年。何度も挫けそうになりながらも、年中無休の母親業、前を向いて走り続けてきました。

よくあるネタのワンオペや小1の壁ではなく、もっと抽象的な、母になるまで考えてもみなかったこと、母になって感じたことを書いてみました。


最愛の彼氏のような存在

きっと当たり前のことなんだろうけれど、改めて。子供って愛おしい存在です。
出産する前は、母性なんて私には無いな....と思っていたのに、母となった今、自分の中には愛情が溢れています。

ちょっと極端な例えだけど、子供への想いって、最愛の彼氏に想う気持ちと似たところが。
好きだからわかってほしい!
好きだから尽くしたい!みたいな。
そして伝わらない時のもどかしさ、しまいには頑張りすぎて勝手に疲れる。そこも似ています。笑

要は子供が増えると、彼氏が増えるようなもの。私の場合、オット、ムスコ、ムスメを相手に....げっ!三股状態!?
子育てってめちゃくちゃ疲れるけど、そりゃそうだ。3人の彼氏に尽くそうとするのだから。


小さな背中を見せる

母になってヒシヒシと感じていること。それは責任の重さ。
いわゆる教育だけはでなく、生活や姿勢、考え方まで伝え教えていかなければならない。何なら親の背中を見せないといけない、めちゃくちゃ責任重くないですか?

そもそも私だって、ようやく人生折り返し地点。道徳心なんて語れない。正論なんてクソ喰らえ、って心の中で叫ぶことだってある。でも子供の手前、口をつぐむことも多々。

子供から、友達とうまくいかない....そんな悩みを打ち明けられた日にはドキッとする。だって、今でも私自身が人間関係に悩むことがある。

それでも人生の先輩として話を聞き、私の小さな背中をちょっと大きくして見せる。私だって色々言えるほど立派な人間じゃないんだけど....って心の中で叫びながら。


新しい事案だらけ

ここまで書いた通り、母というのは本当に大変。
でもちょっぴりMっ気のある私は、母親業は、かなり面白い職種だと思っている。

子供をクライアントと例えるなら、それはもう次から次へと新しい事案を持ち込んでくる。
朝っぱらから大泣きというトラブルが発生したり、下校時間や習い事のスケジュール管理をしたり、夏休み終盤に宿題の山を前にタスク整理をしたり。不得手な裁縫道具を片手に夜なべをしたり、老化した頭脳に鞭打って宿題の丸つけをしたり。

トラブルばかりではない。飛び切りの笑顔で賞状を持ち帰って来た日にゃ、家族皆で乾杯!なんてこともある。

そして、子供がいるからこそ、新たに踏み込む世界もある。PTA、地域行事....母になっていなければ、きっとニュースで聞きかじった上っ面のことで知った気になって人生を終えていたと思う。

とにかく色んなボールを投げつけられるのである。これが仕事なら、得意な人にやってもらおう、なんてこともできるけど、母親業はそうはいかない。
仕方なく必死にレシーブしてると、いつの間にか苦手なことも少しはできるようになっていたり、人間として成長できている部分もある。
面白いし、素敵じゃない。


母にならなければならない、とは決して思わないけれど、私は母になって良かった!と思っています。何だかんだサイコーに刺激的だから。
ゲラゲラ笑ったり、泣いたり、怒ったり、騒いだり、そりゃもう毎日がお祭りです。

あくまでも1人の母の感じたこととして読んでいただけたら!

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