見出し画像

影響を受けた文章はありますか。

こんにちは、じゅくしんです。

kindleアンリミテッドで、ナンシー関の本を久々に読んでいます。

90年代に活躍されたコラムニストでして、主にテレビ批評とその挿絵に入れた著名人の似顔絵消しゴム版画で有名な方です。

相変わらず面白くって、ぐいぐい読み進めてしまいます。

やはり素晴らしいなと思うのが、文章のリズムが良い、キレが良いということです。冗長じゃなくて、比較的読点よりも句点を多く使って、一文が短いので、読みやすいんですよね。

一時期、ナンシー関の文章に憧れて、こういった文章が書けたらなーと、かなり影響を受けたことも結構あったのですが、なかなか真似することはできません。

ちなみにナンシー関のコラムの内容って、基本的に90年代のテレビを批評したコラムが多いんですけれども、正直、90年代のテレビって私、小学生ぐらいなので、微妙に覚えているか覚えてないか微妙なラインなんです。

なので、コラムに書かれた芸能人は知らない人も多いのですが、それでも視点とか文章が十分面白いので、気にせず読めてしまいます。

こういったテレビ批評コラムは、今だとネット社会なので炎上の可能性があるため、正直結構厳しいかと思いますが、ネットがそこまで普及していなくて、なおかつテレビが非常に力を持っていた90年代という時代だったからこそ、面白かったのかもしれません。

ナンシー関は2002年に39歳で亡くなられてしまうわけなんですが、今も現役で文章を書き続けていたら、どんなものを書かれていたのかなぁと時々考えてしまいます。YouTube批評コラムとか書いていたかぁ。そりゃないか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?