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芸能人のカミングアウトで感じたこと

こんにちは、じゅくしんです。

今日は久々にLGBTQ関連の話題を書いてみます。

先月のことになりますが、AAAという人気グループの與真司郎さんがゲイであることをカミングアウトされました。

このニュースを聞いたとき、私はすごく驚きまして、もともとAAAは好きでよく聞いていましたし、ゲイの友達と一緒にライブに行ったこともあるので、普通にファンだったんですよね。

こういう、ゲイとカミングアウトする人って、日本の芸能界ではあまりいなかったですし、カミングアウトしたとしても、すでに周知の事実って感じの人がしているイメージ(いわゆるオネエ系タレントというか)だったので、こういうパターンって初めてかもしれないなーと。

以下の記事でスピーチの全文が読めるのですが、私が感じたのは、ものすごく色々な人に配慮しながら、言葉を選びながら、書かれたんだろうなと感じました。

スピーチの中で個人的に印象に残った部分が以下の部分。

僕の子供の頃、テレビではLGBTQ+のことを面白おかしく扱っている時代でした。もちろんその頃は、今みたいにインターネットが普及していなかったので、自分のセクシュアリティーについて疑問を持ったとしても、そのことについて知る機会がほとんどありませんでした。だからその頃は自分が間違っているんだ、自分がおかしいんだと思っていました。

與さんと私は同じ年齢なのですごく良くわかるなーと共感してしまった部分です。

テレビなどで面白おかしく扱っていた時代について感じたことを、以前noteでも記事にしました。

最近は本当にマシになったなと感じますが、昔のテレビでのLGBTQ+の扱い方はかなり酷かったなーと思います。どのような扱い方かというと、一言で表すとしたら、

「怪物」

という感じでした。女装してオネエ言葉を話して、イケメンをみたら誘惑して襲い掛かる~みたいなオカマキャラクターがスタンダードで(別にそういう人がいるのも事実だし、否定はしないけど)バラエティ番組ではある意味モンスター的な扱いをされて笑われてたような感じというか。そういうものを幼い時からテレビで観ていて、ゲイはみんなそういう人たちであり、もし自分もゲイなら将来こうなるのかもしれないという錯覚をしてしまった部分もあるのかなーと。ほんと、テレビの影響力って凄かった。

影響力という意味で、人気グループのメンバーがカミングアウトをしていくことは、非常に意味がある発信だったと私は思います。自分もこれでいいんだよねーと思える人がいるかもしれないからです。

まー、正直、実際にスピーチの映像を観た時は、めちゃくちゃ深刻だなぁと感じた部分もありました。

なんか、もっと気軽に、誰もが自分のセクシャリティを世間話のように気軽に伝えられる、そんな社会が実現するといいですよね。

最近ものすごく感じますが、世の中の常識って意外とあっという間に簡単に変わっていきます。このカミングアウトがもしかしたら、何かのきっかけになるかもしれないですが、LGBTを取り巻く環境も、今後は大きく変わっていくと思いますし、そう確信しています。


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