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発達支援・療育にたずさわってきて、今の思い

はじめまして、理学療法士の福山と申します。

鹿児島で30年近く療育・発達支援にたずさわってきました。当初は医療機関に勤務しながら、当時の心身障害児通園事業施設に数カ所、非常勤で伺っていました。現在の児童発達支援事業の幾世代も前の制度になります。

その後、医療系専門学校教員へ転職し、非常勤での療育へのかかわりも続けていたのですが、制度の移り変わりで事業所も急増し、療育実践について相談を受けることも増えてきました。

10年ほど前、体調を崩し退職後にしばらく療養していたのですが、周囲から手を貸してほしいとお声掛けいただき、それを機にフリーランスとなって、複数の事業所や特別支援学校への実践指導をお引き受けするようになりました。

これまで子どもたちや保護者、職員の皆さんとかかわる中で、発達や成長の喜びを共有することも多くありましたが、人と人のかかわりです、失敗も数多くありました。悔やんでも悔やみきれないこともあります。

地元では療育や発達支援の業界へリハビリ専門職が進出する先駆けの一人と評してくださる方もいらっしゃいますが、私自身はただ日々もがいてきただけのように振り返っています。
療育、保育の世界に片足を踏み入れ、未だに学び続ける一人に過ぎません。障害のある私の弟のことを理解したいきょうだいの一人に過ぎません。私自身も客観的に診てもらったらよいのだろうなと思ったりもします。

理学療法士という仕事は、人の身体に触れることを通して身体や心の状態を知るという側面がありますが、今も続くコロナ禍で、実際に子どもたちに触れるという機会が制限されることも多く、私自身歯がゆい思いをすることがあります。
ただ、これまで実践や講演で行ってきた、私たちの周りにあるこの世界のとらえかた、その多様な視点を一つでも多く、こういった表現の場をお借りして、お伝えできれば幸いです。

とりとめのつかない内容ですが、記事を読んでいただきありがとうございます。皆さんとのやりとりの中で、お互いに何かを見つけられたら幸いです。
よろしくお願いします。

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