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【映像業界で使える資格】その①映像音響処理技術者

映像業界の制作職で必要な資格ってパッと頭に浮かんで来ませんよね。

技術さんなら例えば無線技師や電気工事士などの資格が必要な領域の職種があります。例えばPAさんや照明さんは電気工事士、中継屋さんや送出は無線技師の資格が必要な仕事をする機会があります。

では制作さんが仕事で必要な資格って何でしょうか?ロケや機材運搬する為に必要な運転免許くらいです。運転免許がないとどこの制作会社も採用してくれないですよね。

僕がやっている制作職の中でディレクターという職業は、映像制作、放送制作の案件のキックオフからクローズまでの制作フローをスケジュールを元に管理しプロセスを監督する仕事です。こういった仕事をしていると映像制作の幅広い領域の中で、各領域のプロセスを制作的に技術的に理解をしている事がとても重要だと思っています。それはなぜかというと、プロセス=掛かる工数だからです。工数は見積もりに直結する事で制作ディレクションのギャランティにも影響する重要な事項ですよね。

なので掛かる工数を理解する為と、何の技術が必要で、誰に何の仕事をお願いして、それがどういった技術なのかを知るという事は、案件に対して掛かる工数、スケジュール、見積もりを交渉する上で非常に有益な知識です。

そういった制作側が依頼する技術の知識を身に付けられる認定試験が日本ポストプロダクション協会が行っている、映像音響処理技術者認定試験です。僕も最近取得しました。

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試験申し込みをして料金を振り込むとこの様な教科書と過去問集が届きます。主にテレビ史、ビデオエンジニアリング、音声音響技術、デジタル信号、著作権法、これらの基礎を学ぶ為の教科書です。

(基礎知識として理科の電気についての知識を勉強し直すと理解しやすいと思います。)

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過去問は上述した項目で実際に試験に出た問題が揃っています。試験に受かる対策はこの過去問を必ず解いて、答えあわせと見直しを行い、分からない所は教科書を見ながら勉強すれば、制作を領域としている人でも1ヶ月ゆっくり勉強すれば確実に試験に合格します。

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合格するとこの様な認定証が送られてきます。

勉強した事は必ずお金になって自分に返ってきますので、更なる向上を目指して頑張りましょう!

http://www.jppanet.or.jp/nintei/nintei-9.html

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