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わたしの働き方1 2週間後を生きる

働き方改革待ったなし、の令和。
とはなかなかならない教育現場。
かといって減らせない仕事の山。

私自身、決して仕事がうまいわけではないですが、それなりの仕事量でもつぶれずに楽しくやっています。
今後、何らかの形で若い先生方にも共有できるように、備忘録として記していこうと思いました。どれくらい続くかわかりませんが、いつかどこかで、誰かのなにかの助けになれば幸いです。

2週間後を生きる

授業、学級経営、校務分掌など計画可能な業務すべてに当てはまります。
生徒面談やトラブル対応など、突発的なものは無理です。

授業準備に関して、「自転車操業」という言葉をよく聞きます。
今日の授業準備を今日(あるいは前日に)している。

学級経営に関して、「無計画さ」が露呈するホームルームがあります。
今日は特にやることないから席替え!あとは自習!

生徒の時間は有限です。
彼らは我々教師よりも過密な日々を送っているかもしれません。
そんな貴重な時間を、低クオリティの授業でとりあえず教科書を進めたり、行き当たりばったりで浪費することは極力避けたいはずです。

改善策として、2週間分の時間割を印刷してみましょう。

今年度の私の時間割です。2桁の数字は、3年〇組の略称です。

ここから書き込みを始めましょう。

① 2週間の授業予定

授業進度は絶対に必要です。今回は共通テストの演習(80分)を通してやるため、2コマ連続の授業になるように授業交換もしています。
小テストの予定なども書きこみましょう。小テストのアナウンスも計画的にできます。

② 会議や打ち合わせなどの予定

ここでいれるのは、基本的に相手がいる仕事です。
授業の打ち合わせ、学年主任との打ち合わせ、業者との打ち合わせなど。
1コマで終わるように話す内容を事前に準備しておく心構えもできます。

③ 校務分掌、学校行事の準備などの予定

ここでいれるのは、基本的に1人で行える仕事です。
欄外になる可能性もありますし、急遽増えることもありますが、可能な限り空いているコマにいれます。

授業準備はここに入ります。なんとなく優先順位が低く感じられるかもしれませんが、そうではありません。ちゃんと時間を確保しておくことができます。

1時間で終わらなかったり、勤務時間を超える場合もでてきますが、いきあたりばったりは減少するはずです。

上記①~③を記入すると、こんな感じになります。

文字化するときつきつな感じがしますので、自分がわかる略語や記号などを用いて、見た目にも優しくしましょう。なお、データ化する関係上、すべて打ち込みましたが、実際には突発的な業務も入ってくるので、手書きメモになる可能性も高いです。

これを1週間単位でやることも可能ですが、1週間で1単元ってなかなか終わらないと思うんです。英語科だけかもしれませんが、2週間あるとだいたい1単元進むと思います。(上記の例では、定期考査が入っている関係で、2週間でも1単元終わってないんですが。)

ホームルームや総合的な探究の時間にしても、1時間で完結しないで、余韻を残すというか…。
残りは自分で調べたり考えようね、来週はこんな感じで次のステップ行くからね。と示せるとより広がりや深みのある時間になると思います。

1単元全体の見通しをもって授業計画をすることで、
まとまりのある授業を屋台骨に、自分の時間を有効活用してみましょう。

NG:とりあえずやってみよう。
Better:2週間分の見通しをもつ。

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