スクラムフェス大阪2024キーノート『「出世」を目指そう、もとい「マネジングアップ」しよう』を聴いてきた!
こんにちは、おーのAです。
2024/6/21-6/22で開催されたスクラムフェス大阪2024に参加してまいりました。
表題の通りですが、キーノートの横道稔さんのお話の感想を残しておきます。
自分のための記録ですので、読みにくいと思いますがご了承ください。
全体の感想
横道さんの歩んできた道のりで感じてきたことと私も同じようなことを感じていると思いました。もちろん、生きてきた人生も違うし、おそらく性格的な面でも私よりも穏やかそうだし、全然一緒ではないです。しかし、過去に私自身が振り返って、「こういう風に思っていたな」と思うことがそのままスライドに書いてあることが多々ありました。
横道さんは過去のご自身の「よくなかった考え」をしっかり振り返って言語化されて、素敵だなと思うと共にこのスライドは今後の人生で何度も見返したいなと思いました。
出世と組織の力学の話
組織図上の人たち(特に役員レイヤー)へ過剰な線引きをしていた、というお話から始まりました。
横道さんの言葉で「役員のアプローチをレバーとして仕事の効果を高めたり、自分が信じる分野の仕事を推進しやすくなった」とありました。とても良い言葉だなと思うとともに、同時に役員の人を成功させるってことを意識していることが素敵だなと思いました。
私も特に2年ほど前、過剰に線引きしていた節が強くありました。自分とは違う人たちという考えを持っていたように思います。しかし、その後、役員の人たちをレバーとして効果を高められるように意識してきたら少しずつ自分の見え方も変化していったのと似ているなと思いました。
出世しようがしまいが、「組織が求める成果の理解」「組織力学の理解」「上位レイヤーへの能動的共感」を強く考えることが組織の糧になるという点はすごく覚えておきたいなと思います。
そうなると「出世」を考える必要がある。しかし、過去の私は「出世」に興味は無かったのだけど、今は興味があると思うのは、おそらく組織の力学への理解が進んでるからなんだろうなと思います。ただ、私は出世がしたいのではなく、自分自身のできる範囲を広く持ちたいということなんだろうと思う。この辺りが横道さんが「出世」は半分冗談、半分本気といっているところと繋がっているんじゃないだろうかと思います。
組織のレバーを引いていく経験を積み重ねていくと乗り越えられるものが大きくなっていくのではないかと思いました。
マネジングアップの話
「上司や上級管理職との効果的な関係を築き、自分の仕事やプロジェクトを成功させるために積極的に関与し、影響を与えること」です。横道さんは誰でも上司らしい人を持っているからこの考えを大事にしているそうです。優れたプロダクトマネージャーのスキルの一つとしてこの「Managing Up」があるそうです。Discordで話題に上がった「マネジメントされビリティ」という言葉がしっくりきました(が、これは「Managing Up」されやすさ、ということなんだなとnoteを書きながら気づきました。)
マネジングアップを考えるときによぎることとして「自分より給料が高い上司が、マネージャーとしての責任を果たしていない」とか考えてしまいます。しかし、確かに自分の私利私欲に引きづられてチームの成果を最大化する機会を失うの勿体無いことです。こういった考え方に至れるようになるのは自分が組織の力学を理解し、レバーを引くことができた人だからなんだろうなと思うし、私もその経験を一度したからこそ理解できたのだと思う。
横道さん自信も、これは生存者バイアスだと言っていました。「敬意を表し、力になりたくなる上司に数多く出会うことができた」結果であると。
私も環境にとして恵まれた結果なんだなということを忘れないようにしたいと思いました。そして、さらに徳を積み続けることで「力になりたくなる上司」に出会うことができるのではないかと思いました。
上司への「誠実さの欠如」で「衝突の過剰な回避」という考え方ががいいなと思いました。システムコーチング®︎の学びの中で関係性の4毒素を学んだけど、逃避の毒の考え方と近いなと思いました。
「人が変われない」の話
横道さんが自分が変われないという呪いから解放されたのが思考や行動の癖だと気づいたからだそうです。まさにメタ認知だと思いました。
私は元々「人は変われる」という考え方なんだけども、それでも心から人が変われることを信じるのって難しいんだよなと思っていたりします。人によって変われるレベルも違うし、結構グラデーションがあると思う。変わることに対してモチベーションがない人もいるし、そもそも変わりたくない人もいたり。
結果的に自分自身についてもある領域(家庭のこととか)については「変われる」と思っていてもなかなか変化できない自分がいたりします。
横道さんの紹介していた記事を載せておきます。
横道さんのお話で「キャラ変」が難しいという話がありました。確か難しいと思います。
キャラというのは、お互いの関係性の中で構築されているものだから、相手からの期待なども含めてキャラクターだったりする。それを期待されている振る舞いとして無自覚にやってしまったりしている時もあるんじゃないかと思います。ここでもシステムコーチング®︎の学びとつながりがありました。相手からの期待を感じ取って振る舞ってしまうということをドリームアップされるというのですが、過去の関係性からこの状態を作ってしまっているのではないかなと思います。
キャラ変は悪ではないのだから、新たな関係性を築いていくつもりでキャラ変をどんどんしていけば良いんだろうなと思いました。
Radical Candorの話
「Radical Candor」という言葉を初めて聞きました。「徹底的な率直さ:相手に配慮することと、率直さを両立する考え方」だそうです。以下の書籍で紹介されているそうです
解決時インパクトx効果発現の速さ
「解きうる課題を把握し、インパクトの共通認識を持つ」ということを意識したいと思いました。また以下の4象限の考え方がいいなと思いました。
緊急度重要度の話は結構よくある話ではあるものの、同時にこのような観点でも捉え直すと、自分の仕事の影響度を意識できるなと思います。
小籔千豊さんのエピソード
最後に、横道さんが好きな小籔千豊さんのエピソードを紹介していました。
以下が元記事です。
車いすの方声をかけたエピソードです。
「何かお手伝いしましょか?・・・ゆーても僕、何したらええかわからんので、教えてください」
カッコ良過ぎると思いました。このエピソードを聞いて、自分が同じ状況で同じことを言えるのだろうかと思うと自分は言えないと思いました。
しかし、これは横道さんが話題に出してくれた理由だと思うのですが、仕事の場でこんな言葉を言うことはさらに難しいと思います。
「手伝うことありますか?・・・でも何をしたら良いか分からないから言ってくださいね」
最初はツールだと思って使うとして、いつか自分の魂が自然と使えるようになれば嬉しいなと思いました。
まとめ
スライドを確認しながらnoteの記事をまとめましたが、改めてグッサグッサと刺さる内容だったなと思いました。
動画も改めて見直してみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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