# 夏の高校野球についての提案

5月20日(水)、高野連が夏の高校野球、甲子園大会の開催の可否について協議しています。
高校生球児のこれからの練習の状況、地方予選の準備等々、課題を挙げればきりがなく、『中止』が決定されることはほぼ間違いないと思われます。

どこかの国の国会のように中途半端な「継続審議」はないとみてよいのではないでしょうか。

中止の理由としてもっとも懸念されているのは、出場チームの長時間に渡る移動と宿泊などに伴う「密の状況」だと言われています。中止の決定は誰の目から見ても止むを得ないものと考えます。

ただ、残念ではあるが致し方なし、という日本人的な潔さも大事ですが何か代案がないものだろうかと思案してみたりするのです。

例えば、春の大会の出場予定チームだけ抽選で、東日本16チーム・西日本16チームに分けて東西のドーム球場で無観客試合を行う。トーナメントは初めから確定しておいて、何月何日の何時から開始、9回で決しない場合は10回からタイブレークを行い、勝敗が決定するまで行う。一日2試合に限定して全て日帰り参加としても8から10日間で東西大会が終了。開始は8月1日からで間に合います。札幌と福岡を会場にして、移動にかかる有利不利をなくす工夫も可能です。
東西の優勝校だけ、8月15日に甲子園で決勝戦を開催し、こちらも無観客で終戦の黙とうを行う。そんなことを考えてみました。
雨等による日程の変更、密閉空間に2時間以上を要する移動などを排除した上でできる可能性はあるような気がします。

ドイツでは国民の半数以上が反対する中で、ブンデスリーガが無観客で再開されました。

スポーツのもつ、全ての人の心に語りかける力を確認する。
今、日本にも求められている、一番大切なものの様な気もします。




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